与えられた問題は以下の5つです。 (1) 初速度 $16 \ m/s$ で運動していた物体が、$5.0 \ s$ 間加速して $28 \ m/s$ になったときの加速度の大きさを求める。 (2) 質量 $1.5 \ kg$ の物体を静かに落下させたとき、$3.0 \ s$ 後の物体の速さを求める (重力加速度は $9.8 \ m/s^2$ とする)。 (3) $x$ 軸上を一定の加速度で運動する物体の時刻 $t=1 \ s$ での速度 $v_x(1) = 23 \ m/s$ と $t=3.5 \ s$ での速度 $v_x(3.5) = 8.0 \ m/s$ から、加速度 $a_x$ を求める。 (4) $x$ 軸上を正の向きに $32 \ m/s$ で運動していた物体が、時刻 $t=0 \ s$ から一定の加速度で減速し、$t=5.0 \ s$ で停止した。減速中の物体の加速度 $a_x$ を計算し、時刻 $t$ ($0 \le t \le 5.0$) での速度 $v_x(t)$ を求める。 (5) $x$軸上を運動する質量 $0.20 \ kg$ の物体の位置が $x(t) = 3.0t^2 - 36t \ [m]$ で表されるとき、以下の問いに答える。 (1) 時刻 $t$ での物体の速度 $v_x(t)$ を求める。 (2) 時刻 $t$ での物体の加速度 $a_x(t)$ を求める。 (3) この物体が折り返す時刻と、折り返し点の座標を求める。

応用数学運動加速度速度微分等加速度運動
2025/4/30
## 問題の解答

1. 問題の内容

与えられた問題は以下の5つです。
(1) 初速度 16 m/s16 \ m/s で運動していた物体が、5.0 s5.0 \ s 間加速して 28 m/s28 \ m/s になったときの加速度の大きさを求める。
(2) 質量 1.5 kg1.5 \ kg の物体を静かに落下させたとき、3.0 s3.0 \ s 後の物体の速さを求める (重力加速度は 9.8 m/s29.8 \ m/s^2 とする)。
(3) xx 軸上を一定の加速度で運動する物体の時刻 t=1 st=1 \ s での速度 vx(1)=23 m/sv_x(1) = 23 \ m/st=3.5 st=3.5 \ s での速度 vx(3.5)=8.0 m/sv_x(3.5) = 8.0 \ m/s から、加速度 axa_x を求める。
(4) xx 軸上を正の向きに 32 m/s32 \ m/s で運動していた物体が、時刻 t=0 st=0 \ s から一定の加速度で減速し、t=5.0 st=5.0 \ s で停止した。減速中の物体の加速度 axa_x を計算し、時刻 tt (0t5.00 \le t \le 5.0) での速度 vx(t)v_x(t) を求める。
(5) xx軸上を運動する質量 0.20 kg0.20 \ kg の物体の位置が x(t)=3.0t236t [m]x(t) = 3.0t^2 - 36t \ [m] で表されるとき、以下の問いに答える。
(1) 時刻 tt での物体の速度 vx(t)v_x(t) を求める。
(2) 時刻 tt での物体の加速度 ax(t)a_x(t) を求める。
(3) この物体が折り返す時刻と、折り返し点の座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) 加速度の計算:
加速度 aa は速度の変化量を時間で割ったものとして計算できる。
a=ΔvΔt=vfvitftia = \frac{\Delta v}{\Delta t} = \frac{v_f - v_i}{t_f - t_i}
(2) 自由落下の速度計算:
自由落下の場合、速度 vvv=gtv = gt で求められる。
(3) 一定加速度運動の加速度計算:
加速度は a=ΔvΔta = \frac{\Delta v}{\Delta t} で計算できる。
(4) 一定加速度運動の加速度と速度の計算:
加速度は a=ΔvΔta = \frac{\Delta v}{\Delta t} で計算できる。
速度は v(t)=v0+atv(t) = v_0 + at で計算できる。
(5) 位置の関数からの速度と加速度の計算:
速度は位置の関数の時間微分で求められる。
v(t)=dx(t)dtv(t) = \frac{dx(t)}{dt}
加速度は速度の関数の時間微分で求められる。
a(t)=dv(t)dta(t) = \frac{dv(t)}{dt}
折り返す時刻は、速度が0になる時刻である。
折り返し点の座標は、折り返す時刻を位置の関数に代入することで求められる。

3. 最終的な答え

(1) a=28165.0=2.4 m/s2a = \frac{28 - 16}{5.0} = 2.4 \ m/s^2
(2) v=9.8×3.0=29.4 m/sv = 9.8 \times 3.0 = 29.4 \ m/s
(3) ax=8.0233.51=152.5=6.0 m/s2a_x = \frac{8.0 - 23}{3.5 - 1} = \frac{-15}{2.5} = -6.0 \ m/s^2
(4) ax=0325.00=6.4 m/s2a_x = \frac{0 - 32}{5.0 - 0} = -6.4 \ m/s^2
vx(t)=326.4t m/sv_x(t) = 32 - 6.4t \ m/s
(5) (1) vx(t)=ddt(3.0t236t)=6.0t36 m/sv_x(t) = \frac{d}{dt} (3.0t^2 - 36t) = 6.0t - 36 \ m/s
(2) ax(t)=ddt(6.0t36)=6.0 m/s2a_x(t) = \frac{d}{dt} (6.0t - 36) = 6.0 \ m/s^2
(3) 折り返す時刻:6.0t36=06.0t - 36 = 0 より t=6.0 st = 6.0 \ s
折り返し点の座標:x(6)=3.0(6)236(6)=3.0(36)216=108216=108 mx(6) = 3.0(6)^2 - 36(6) = 3.0(36) - 216 = 108 - 216 = -108 \ m

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