1. 問題の内容
与えられた命題について、必要条件、十分条件、必要十分条件、必要条件でも十分条件でもない、のいずれに該当するかを判定する問題です。
2. 解き方の手順
(1) は であるための条件
* ならば かつ なので、 は成り立ちます。
したがって、 は であるための十分条件です。
* より 。因数分解すると 。よって、。
ならば とは限りません( の場合がある)。
したがって、 は であるための必要条件ではありません。
(2) は であるための条件
* であっても の場合があるので、 であるとは限りません。
したがって、 は であるための十分条件ではありません。
* であっても のように となる場合があるので、 であるとは限りません。
したがって、 は であるための必要条件ではありません。
(3) 2つの三角形の面積が等しいことは、2つの三角形が合同であるための条件
* 2つの三角形の面積が等しくても、合同であるとは限りません。
したがって、面積が等しいことは合同であるための十分条件ではありません。
* 2つの三角形が合同であれば、面積は必ず等しくなります。
したがって、面積が等しいことは合同であるための必要条件です。
(4) において、 であることは、 が の直角三角形であるための条件
* であれば、ピタゴラスの定理より の直角三角形です。
したがって、 は が の直角三角形であるための十分条件です。
* が の直角三角形であれば、ピタゴラスの定理より が成り立ちます。
したがって、 は が の直角三角形であるための必要条件です。
3. 最終的な答え
(1) 十分条件であるが必要条件ではない
(2) 必要条件でも十分条件でもない
(3) 必要条件であるが十分条件ではない
(4) 必要十分条件である