平面 $R^2$ 上において、以下の2つの直線についてベクトル方程式を求める。 (1) 原点と点 $P(-2, 3)$ を通る直線 (2) 2点 $P(3, -1)$、$Q(4, 5)$ を通る直線

幾何学ベクトル直線ベクトル方程式平面
2025/5/1

1. 問題の内容

平面 R2R^2 上において、以下の2つの直線についてベクトル方程式を求める。
(1) 原点と点 P(2,3)P(-2, 3) を通る直線
(2) 2点 P(3,1)P(3, -1)Q(4,5)Q(4, 5) を通る直線

2. 解き方の手順

(1) 原点と点 P(2,3)P(-2, 3) を通る直線
原点を OO、位置ベクトルを p=(23)\vec{p} = \begin{pmatrix} -2 \\ 3 \end{pmatrix} とする。
この直線上の任意の点 XX の位置ベクトル x\vec{x} は、実数 tt を用いて x=tp\vec{x} = t\vec{p} と表せる。
よって、求めるベクトル方程式は
x=t(23)\vec{x} = t \begin{pmatrix} -2 \\ 3 \end{pmatrix}
(2) 2点 P(3,1)P(3, -1)Q(4,5)Q(4, 5) を通る直線
PP の位置ベクトルを p=(31)\vec{p} = \begin{pmatrix} 3 \\ -1 \end{pmatrix}、点 QQ の位置ベクトルを q=(45)\vec{q} = \begin{pmatrix} 4 \\ 5 \end{pmatrix} とする。
この直線上の任意の点 XX の位置ベクトル x\vec{x} は、実数 tt を用いて
x=p+t(qp)\vec{x} = \vec{p} + t(\vec{q} - \vec{p})
と表せる。
qp=(45)(31)=(16)\vec{q} - \vec{p} = \begin{pmatrix} 4 \\ 5 \end{pmatrix} - \begin{pmatrix} 3 \\ -1 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 1 \\ 6 \end{pmatrix}
よって、求めるベクトル方程式は
x=(31)+t(16)\vec{x} = \begin{pmatrix} 3 \\ -1 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} 1 \\ 6 \end{pmatrix}

3. 最終的な答え

(1) x=t(23)\vec{x} = t \begin{pmatrix} -2 \\ 3 \end{pmatrix}
(2) x=(31)+t(16)\vec{x} = \begin{pmatrix} 3 \\ -1 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} 1 \\ 6 \end{pmatrix}

「幾何学」の関連問題

四面体OABCにおいて、辺OAを3:1に内分する点をD、辺OBを2:1に内分する点をE、辺ACを2:1に内分する点をFとする。3点D, E, Fが定める平面をαとし、平面αと辺BCとの交点をGとする。...

ベクトル空間図形四面体内分平面の方程式
2025/6/19

3点 $A(\alpha)$, $B(\beta)$, $C(\gamma)$ を頂点とする $\triangle ABC$ について、等式 $\gamma = (1-i)\alpha + i\bet...

複素数平面三角形ベクトル
2025/6/19

四面体 $ABCD$ において、$AB=AC=\sqrt{5}$, $DB=DC=3$, $AD=4$ であり、辺 $BC$ の中点を $M$ とする。$\sin \angle BAM = \frac...

四面体空間図形三角比体積
2025/6/19

$OA_0 = OA_1 = 1$ であり、$\angle A_0OA_1 = \theta$ ($0 < \theta < \frac{\pi}{2}$)である二等辺三角形$OA_0A_1$がある。...

三角比数列極限等比数列図形無限級数
2025/6/19

2つの直線 $l: -3x - 2y + 1 = 0$ と $m: x + 5y + 9 = 0$ のなす角 $\alpha$ を求める問題です。ただし、$0^\circ \le \alpha \le...

直線角度傾き三角比
2025/6/19

直線 $l: (k+1)x - y - 3k - 6 = 0$ と連立不等式 $x^2 + y^2 \le 4$, $y \le x$ で表される領域 $D$ が与えられています。 (1) 直線 $l...

直線不等式領域共有点定点図示
2025/6/19

1辺の長さが1の正四面体の体積を求める問題です。

体積正四面体ピタゴラスの定理正三角形空間図形
2025/6/19

一辺の長さが1である正四面体の体積を求める。

体積正四面体幾何学
2025/6/19

放物線 $y = -2x^2 + 4x + 2$ を $x$軸, $y$軸, 原点に関して対称移動した放物線の方程式をそれぞれ求める問題です。

放物線対称移動二次関数
2025/6/19

円に内接する四角形ABCDにおいて、$AB=2, BC=4, CD=5, DA=8$とする。このとき、$\cos \angle BAD$を求める問題である。

四角形余弦定理角度内接
2025/6/19