関数 $f(x) = x^3 + px^2 + 4x - 3$ が単調に増加するときの、$p$ の値の範囲を求める問題です。選択肢として、ア: $-2\sqrt{3} \le p \le 2\sqrt{3}$ と イ: $-4\sqrt{3} \le p \le 4\sqrt{3}$ が与えられています。

解析学微分単調増加判別式不等式
2025/3/18

1. 問題の内容

関数 f(x)=x3+px2+4x3f(x) = x^3 + px^2 + 4x - 3 が単調に増加するときの、pp の値の範囲を求める問題です。選択肢として、ア: 23p23-2\sqrt{3} \le p \le 2\sqrt{3} と イ: 43p43-4\sqrt{3} \le p \le 4\sqrt{3} が与えられています。

2. 解き方の手順

関数が単調増加するための条件は、f(x)0f'(x) \ge 0 が常に成り立つことです。まず、f(x)f(x) を微分します。
f(x)=3x2+2px+4f'(x) = 3x^2 + 2px + 4
次に、f(x)0f'(x) \ge 0 がすべての xx で成り立つ条件を考えます。これは、f(x)f'(x) の判別式 DDD0D \le 0 となることと同値です。なぜなら、f(x)f'(x) は下に凸な2次関数なので、常に0以上であるためには、xx軸と交わらないか、接する必要があるからです。
判別式 DD は次のように計算できます。
D=(2p)2434=4p248D = (2p)^2 - 4 \cdot 3 \cdot 4 = 4p^2 - 48
したがって、4p24804p^2 - 48 \le 0 が成り立つ必要があります。これを解きます。
4p2484p^2 \le 48
p212p^2 \le 12
12p12-\sqrt{12} \le p \le \sqrt{12}
23p23-2\sqrt{3} \le p \le 2\sqrt{3}

3. 最終的な答え

pp の値の範囲は 23p23-2\sqrt{3} \le p \le 2\sqrt{3} です。したがって、答えはアです。

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