座標平面上に三角形ABCを配置し、各頂点の座標を定める。
点B, Cの座標をそれぞれ B(b, 0), C(c, 0) とし、点Aの座標を A(x, y) とする。 点Dは辺BCを1:2に内分するので、点Dの座標は
D=1+22B+C=32(b,0)+(c,0)=(32b+c,0) となる。
次に、問題の等式に含まれる各辺の長さを座標を用いて表す。
AB2=(x−b)2+y2=x2−2bx+b2+y2 AC2=(x−c)2+y2=x2−2cx+c2+y2 AD2=(x−32b+c)2+y2=x2−32(2b+c)x+(32b+c)2+y2 BD2=(b−32b+c)2+02=(3b−c)2=9(b−c)2 次に、与えられた等式の左辺を計算する。
2AB2+AC2=2(x2−2bx+b2+y2)+(x2−2cx+c2+y2)=3x2−4bx−2cx+2b2+c2+3y2 次に、与えられた等式の右辺を計算する。
3(AD2+2BD2)=3((x−32b+c)2+y2+2(3b−c)2)=3(x2−32(2b+c)x+9(2b+c)2+y2+92(b−c)2)=3x2−2(2b+c)x+3(4b2+4bc+c2)+2(b2−2bc+c2)+3y2=3x2−(4b+2c)x+36b2−4bc+3c2+3y2=3x2−4bx−2cx+2b2−34bc+c2+3y2 36b2−4bc+3c2=2b2−34bc+c2 D(32b+c,0) だから BD2=(b−32b+c)2=(3b−c)2=9b2−2bc+c2 したがって
3(AD2+2BD2)=3((x−32b+c)2+y2+29(b−c)2)=3x2−2(2b+c)x+3(2b+c)2+3y2+32(b−c)2=3x2−4bx−2cx+34b2+4bc+c2+2b2−4bc+2c2+3y2=3x2−4bx−2cx+36b2+3c2+3y2=3x2−4bx−2cx+2b2+c2+3y2 ゆえに
2AB2+AC2=3(AD2+2BD2)