始線OX上の点A(2,0)を通り、始線に垂直な直線を$l$とする。点$P(r, \theta)$から$l$に下ろした垂線をPHとするとき、$\frac{OP}{PH} = \frac{1}{2}$を満たす点Pの軌跡を極方程式で表す。

幾何学軌跡極方程式三角関数
2025/6/24

1. 問題の内容

始線OX上の点A(2,0)を通り、始線に垂直な直線をllとする。点P(r,θ)P(r, \theta)からllに下ろした垂線をPHとするとき、OPPH=12\frac{OP}{PH} = \frac{1}{2}を満たす点Pの軌跡を極方程式で表す。

2. 解き方の手順

点Aの座標は(2, 0)なので、直線llx=2x = 2である。
P(r,θ)P(r, \theta)から直線llに下ろした垂線PHの長さは、PH=2rcosθPH = |2 - r\cos\theta|となる。
条件OPPH=12\frac{OP}{PH} = \frac{1}{2}より、OP=rOP = rであるから、r2rcosθ=12\frac{r}{|2 - r\cos\theta|} = \frac{1}{2}となる。
絶対値を外して考える。
2r=2rcosθ2r = |2 - r\cos\theta|より、2r=2rcosθ2r = 2 - r\cos\thetaまたは、2r=2+rcosθ2r = -2 + r\cos\thetaとなる。
(1) 2r=2rcosθ2r = 2 - r\cos\thetaの場合
2r+rcosθ=22r + r\cos\theta = 2
r(2+cosθ)=2r(2 + \cos\theta) = 2
r=22+cosθr = \frac{2}{2 + \cos\theta}
(2) 2r=2+rcosθ2r = -2 + r\cos\thetaの場合
2rrcosθ=22r - r\cos\theta = -2
r(2cosθ)=2r(2 - \cos\theta) = -2
r=22cosθr = \frac{-2}{2 - \cos\theta}
rr は常に正である必要がある。2cosθ2 - \cos\theta は、12cosθ31 \le 2 - \cos\theta \le 3であるから、常に正である。よって、r=22cosθr = \frac{-2}{2 - \cos\theta} は条件を満たさない。
したがって、求める極方程式は、r=22+cosθr = \frac{2}{2 + \cos\theta}となる。

3. 最終的な答え

r=22+cosθr = \frac{2}{2 + \cos\theta}

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