三角形ABCの辺BC, CA, AB上にそれぞれ点P, Q, Rがあり、3直線AP, BQ, CRは1点Tで交わっている。AR:RB = 2:1, BP:PC = t:(1-t)である。ただし、0 < t < 1である。 (1) CQ/QA を t を用いて表せ。 (2) t = 1/4 のとき、面積比 △ABC : △BRT を求めよ。
2025/6/24
1. 問題の内容
三角形ABCの辺BC, CA, AB上にそれぞれ点P, Q, Rがあり、3直線AP, BQ, CRは1点Tで交わっている。AR:RB = 2:1, BP:PC = t:(1-t)である。ただし、0 < t < 1である。
(1) CQ/QA を t を用いて表せ。
(2) t = 1/4 のとき、面積比 △ABC : △BRT を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) メネラウスの定理を三角形ABCと直線CRに適用すると、
AR/RB = 2/1, BP/PC = t/(1-t) より、BC/CP = (BP+PC)/PC = (t + 1 - t)/(1 - t) = 1/(1 - t)
したがって、
(2) チェバの定理より、
ここで、t = 1/4 のとき、CQ/QA = (1 - 1/4)/2 = (3/4)/2 = 3/8
したがって、
AR/RB = 2/1, BP/PC = (1/4)/(1 - 1/4) = (1/4)/(3/4) = 1/3, CQ/QA = 3/8
△ABCの面積をSとする。
まず、△ABRの面積を求める。AR/AB = AR/(AR+RB) = 2/(2+1) = 2/3
よって、△ABR = (2/3)S
次に、△BRTの面積を求めるために、BT/TQを求める。
メネラウスの定理を△ABQと直線CRに適用すると、
AR/RB = 2/1, QC/CA = QC/(QC+QA) = (3/8)/(3/8 + 1) = (3/8)/(11/8) = 3/11
よって、BT/BQ = BT/(BT+TQ) = (11/6)/(11/6 + 1) = (11/6)/(17/6) = 11/17
したがって、△BRT = (BT/BQ) * △ABR = (11/17) * (2/3)S = (22/51)S
△ABC : △BRT = S : (22/51)S = 51 : 22
3. 最終的な答え
(1) CQ/QA = (1-t)/2
(2) △ABC : △BRT = 51 : 22