右の図は、底面の半径が4cm、母線の長さが6cmの円錐の展開図である。 (1) この円錐の側面になるおうぎ形の中心角を求める。 (2) この円錐の表面積を求める。

幾何学円錐展開図おうぎ形表面積体積
2025/5/2

1. 問題の内容

右の図は、底面の半径が4cm、母線の長さが6cmの円錐の展開図である。
(1) この円錐の側面になるおうぎ形の中心角を求める。
(2) この円錐の表面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円錐の側面のおうぎ形の弧の長さは、底面の円周の長さに等しい。底面の円周は 2πr=2π(4)=8π2\pi r = 2\pi(4) = 8\pi cmである。おうぎ形の半径は母線の長さである6cmなので、おうぎ形の円周は 2π(6)=12π2\pi(6) = 12\pi cm。中心角をxxとすると、
x360=8π12π\frac{x}{360} = \frac{8\pi}{12\pi}
x360=23\frac{x}{360} = \frac{2}{3}
x=23×360=240x = \frac{2}{3} \times 360 = 240
したがって、おうぎ形の中心角は240度である。
(2) 円錐の表面積は、側面積と底面積の和で計算できる。
側面積は、おうぎ形の面積に等しい。おうぎ形の面積は πr2×中心角360\pi r^2 \times \frac{中心角}{360} で求められるので、
側面積は π(62)×240360=36π×23=24π\pi (6^2) \times \frac{240}{360} = 36\pi \times \frac{2}{3} = 24\pi cm2^2
底面積は πr2=π(42)=16π\pi r^2 = \pi(4^2) = 16\pi cm2^2
円錐の表面積は 24π+16π=40π24\pi + 16\pi = 40\pi cm2^2

3. 最終的な答え

(1) 240
(2) 40

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