A, B, Cの3人がX地点からY地点へ向かった。AはBより時速5km速く、Bより16分早く到着した。AはCより時速10km速く、Cより36分早く到着した。Cの時速を求める問題。

代数学方程式連立方程式文章問題速度距離時間
2025/5/3

1. 問題の内容

A, B, Cの3人がX地点からY地点へ向かった。AはBより時速5km速く、Bより16分早く到着した。AはCより時速10km速く、Cより36分早く到着した。Cの時速を求める問題。

2. 解き方の手順

まず、AとBの速さ、到着時間の関係からX地点からY地点までの距離を求める。次に、AとCの速さ、到着時間の関係から同じ距離を求める。これら2つの式を連立させてCの速さを求める。
Aの速さを vAv_A [km/h], Bの速さを vBv_B [km/h], Cの速さを vCv_C [km/h]とする。また、X地点からY地点までの距離を dd [km]とする。
問題文より、
vA=vB+5v_A = v_B + 5
vA=vC+10v_A = v_C + 10
BはAより16分遅れて到着したので、時間に換算すると1660=415\frac{16}{60} = \frac{4}{15} 時間遅れて到着。
CはAより36分遅れて到着したので、時間に換算すると3660=35\frac{36}{60} = \frac{3}{5} 時間遅れて到着。
A, Bそれぞれについて、時間=距離/速さ時間 = 距離 / 速さ の関係から、
dvA+415=dvB\frac{d}{v_A} + \frac{4}{15} = \frac{d}{v_B}
dvA+35=dvC\frac{d}{v_A} + \frac{3}{5} = \frac{d}{v_C}
vB=vA5v_B = v_A - 5 および vC=vA10v_C = v_A - 10 を代入すると、
dvA+415=dvA5\frac{d}{v_A} + \frac{4}{15} = \frac{d}{v_A - 5}
dvA+35=dvA10\frac{d}{v_A} + \frac{3}{5} = \frac{d}{v_A - 10}
これらの式を変形して、
415=dvA5dvA=dvAd(vA5)vA(vA5)=5dvA(vA5)\frac{4}{15} = \frac{d}{v_A - 5} - \frac{d}{v_A} = \frac{dv_A - d(v_A - 5)}{v_A(v_A - 5)} = \frac{5d}{v_A(v_A - 5)}
35=dvA10dvA=dvAd(vA10)vA(vA10)=10dvA(vA10)\frac{3}{5} = \frac{d}{v_A - 10} - \frac{d}{v_A} = \frac{dv_A - d(v_A - 10)}{v_A(v_A - 10)} = \frac{10d}{v_A(v_A - 10)}
したがって、
d=4vA(vA5)75d = \frac{4v_A(v_A - 5)}{75}
d=3vA(vA10)50d = \frac{3v_A(v_A - 10)}{50}
これらを等しいとおくと、
4vA(vA5)75=3vA(vA10)50\frac{4v_A(v_A - 5)}{75} = \frac{3v_A(v_A - 10)}{50}
200vA(vA5)=225vA(vA10)200v_A(v_A - 5) = 225v_A(v_A - 10)
200(vA5)=225(vA10)200(v_A - 5) = 225(v_A - 10)vA0v_A \ne 0 より)
200vA1000=225vA2250200v_A - 1000 = 225v_A - 2250
25vA=125025v_A = 1250
vA=50v_A = 50
vC=vA10=5010=40v_C = v_A - 10 = 50 - 10 = 40

3. 最終的な答え

40 km/h

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