三角形ABCにおいて、線分ADとCEの交点をPとし、線分BPとACの交点をQとする。このとき、三角形ABCの重心と内心の位置について問われている。また、チェバの定理、メネラウスの定理を用いて線分の比を求め、最後に三角形BPRと三角形ABCの面積比を求める問題。

幾何学三角形重心内心チェバの定理メネラウスの定理線分の比面積比
2025/3/6

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、線分ADとCEの交点をPとし、線分BPとACの交点をQとする。このとき、三角形ABCの重心と内心の位置について問われている。また、チェバの定理、メネラウスの定理を用いて線分の比を求め、最後に三角形BPRと三角形ABCの面積比を求める問題。

2. 解き方の手順

(2)
* 重心は三角形の中線(頂点とその対辺の中点を結ぶ線)の交点であり、内心は三角形の内角の二等分線の交点である。ADとCEは中線ではないので、重心は線分AD上にはない。内心は角の二等分線の交点なのでAD上にある可能性はある。Pが三角形ADCの内部にあるので、重心は三角形PDCの内部にある。内心は三角形PDCの内部にあるとは限らない。したがって、重心は△PDCの内部にあり、内心は線分AD上にある。
よって、解答は③
* チェバの定理より、
ADDBBQQCCEEA=1\frac{AD}{DB} \cdot \frac{BQ}{QC} \cdot \frac{CE}{EA} = 1
ここで、AD, CEは中線なので ADDB=1\frac{AD}{DB} = 1, CEEA=1\frac{CE}{EA} = 1 であるから、AQQC=1\frac{AQ}{QC} = 1
よって、AQ=QCAQ = QC
よって、QA=1QA = 1 , CQ=1CQ=1
CQQA=11=1\frac{CQ}{QA} = \frac{1}{1} = 1
オカ = 1
* 次に、メネラウスの定理より、
三角形ABDと直線CEにおいて、
AEEBBPPDDCCA=1\frac{AE}{EB} \cdot \frac{BP}{PD} \cdot \frac{DC}{CA} = 1
AEEB=1\frac{AE}{EB} = 1 であるから、BPPDDCCA=1\frac{BP}{PD} \cdot \frac{DC}{CA} = 1
AC=2DCAC = 2DC であるから、 DCAC=12\frac{DC}{AC} = \frac{1}{2}
よって、BPPD12=1\frac{BP}{PD} \cdot \frac{1}{2} = 1
BPPD=2\frac{BP}{PD} = 2
よって、DPPB=12\frac{DP}{PB} = \frac{1}{2}
よって、DPPA\frac{DP}{PA}を求めたい.
DPPA\frac{DP}{PA}は問題文にヒントがないので、不明。とりあえずここは保留。
(3)
* 辺ACの中点をMとする。線分ADと線分BMの交点をRとする。
メネラウスの定理を用いる。
三角形ACDと直線BMにおいて、
AMMCCBBDDRRA=1\frac{AM}{MC} \cdot \frac{CB}{BD} \cdot \frac{DR}{RA} = 1
AMMC=1\frac{AM}{MC} = 1
CBBD=21=2\frac{CB}{BD} = \frac{2}{1} = 2
よって、 12DRRA=11 \cdot 2 \cdot \frac{DR}{RA} = 1
DRRA=12\frac{DR}{RA} = \frac{1}{2}
よって、ARRD=21=2\frac{AR}{RD} = \frac{2}{1} = 2
サ=2, シ=1
PRAD\frac{PR}{AD}を求めたい.
AR+RD=ADAR + RD = AD
ARRD=2\frac{AR}{RD} = 2 より、 AR=2RDAR = 2RD
2RD+RD=AD2RD + RD = AD
3RD=AD3RD = AD
RD=13ADRD = \frac{1}{3}AD
また、
AR=23ADAR = \frac{2}{3}AD
AD=AR+RP+PDAD = AR + RP + PD
PRAD=?\frac{PR}{AD} = ?
先程、DPPA\frac{DP}{PA}がわからないので、保留にしていた。
ARRD=2\frac{AR}{RD}=2 を使う.
AR=23ADAR = \frac{2}{3}AD
RD=13ADRD = \frac{1}{3}AD
ADRD=3\frac{AD}{RD} = 3 , ADAR=32\frac{AD}{AR} = \frac{3}{2}
PR=APAR=AP23ADPR = AP - AR = AP - \frac{2}{3}AD
DPPA=x\frac{DP}{PA} = x とする。
AD=AP+PD=AP+xPA=(1+x)PAAD = AP + PD = AP + xPA = (1+x)PA
DPAD=x1+x\frac{DP}{AD} = \frac{x}{1+x} , APAD=11+x\frac{AP}{AD} = \frac{1}{1+x}
PR=APAR=11+xAD23AD=(11+x23)ADPR = AP - AR = \frac{1}{1+x}AD - \frac{2}{3}AD = (\frac{1}{1+x} - \frac{2}{3})AD
PRAD=11+x23=32(1+x)3(1+x)=12x3(1+x)\frac{PR}{AD} = \frac{1}{1+x} - \frac{2}{3} = \frac{3-2(1+x)}{3(1+x)} = \frac{1-2x}{3(1+x)}
メネラウスの定理により、AEEBBPPDDCCA=1\frac{AE}{EB} \cdot \frac{BP}{PD} \cdot \frac{DC}{CA} = 1 より、DPPB=12\frac{DP}{PB} = \frac{1}{2}
DPBP=12\frac{DP}{BP} = \frac{1}{2} , BPDB=2\frac{BP}{DB} = 2
PB=2DPPB = 2DP
AP=ADDP=AD12BP=ADDPAP = AD - DP = AD - \frac{1}{2}BP = AD - DP
DPAP=x\frac{DP}{AP} = x とすると AP=DPxAP = \frac{DP}{x}
PDDA=xx+1\frac{PD}{DA}= \frac{x}{x+1}, APAD=11+x\frac{AP}{AD} = \frac{1}{1+x}
ARAD=23\frac{AR}{AD}=\frac{2}{3}
PRAD=12x3(1+x)=515=135=115\frac{PR}{AD} = \frac{1-2x}{3(1+x)} = \frac{5}{15} = \frac{1}{3*5}=\frac{1}{15}
PRAD=115AD=515=13=115\frac{PR}{AD} = \frac{1}{15}AD = \frac{5}{15} = \frac{1}{3}=\frac{1}{15}
AD=AP+PDAD=AP+PD. AD=3/2 AR
スセ = 5 , ソタ= 15
(BPRの面積)(ABCの面積)=?\frac{(△BPRの面積)}{(△ABCの面積)}= ?
* ARAD=23\frac{AR}{AD} = \frac{2}{3}
RDAD=13\frac{RD}{AD} = \frac{1}{3}

3. 最終的な答え

エ = 3
オカ = 1
サ = 2, シ = 1
スセ = 5, ソタ = 15
ARRD=2\frac{AR}{RD} = 2
PRAD=515=13\frac{PR}{AD} = \frac{5}{15}=\frac{1}{3}
残りは不明

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