[1]
(1) 相似比は、対応する辺の長さの比で求められます。AB に対応するのは ED なので、相似比は 8:6=4:3 となります。 (2) △ABC で、∠B=55∘ であり、△EDF で、∠D=98∘ です。三角形の内角の和は 180∘ なので、∠A=180∘−∠B−∠C であり、∠F=180∘−∠E−∠D となります。また、△ABC∼△EDF より、∠B=∠D と ∠C=∠F と ∠A=∠Eが対応します。したがって、∠E=∠A=180∘−∠B−∠Cです。ここで、∠F=180∘−∠E−∠Dなので、∠C=∠F=180∘−∠E−98∘です。∠A=180∘−55∘−∠Cなので、∠E=180∘−55∘−∠C=180∘−55∘−(180∘−∠E−98∘)となります。この式を整理すると∠E=180∘−55∘−180∘+∠E+98∘となります。したがって、0=−55∘+98∘となりますが、この式は成り立ちません。 △ABC∼△EDF より、∠A=∠E, ∠B=∠D と ∠C=∠Fが対応します。 ∠B=55∘ であるので、∠D=55∘ となるはずですが、∠D=98∘ となっているので矛盾が生じます。問題文に誤りがあります。 しかし、仮に∠D=55∘ とすると、∠E=180∘−∠D−∠F=180∘−55∘−98∘=27∘となります。 ∠B=∠D=55∘なので、∠E=∠A=180∘−55∘−∠Cとなります。∠F=∠C=98∘なので、∠A=∠E=180∘−55∘−98∘=27∘となります。 [2]
(1) △ABC と △AED において、∠ABC=∠AED であり、∠A は共通なので、2角がそれぞれ等しいことより、△ABC∼△AED です。 (2) (1)の相似を証明する際に使用する三角形の相似条件は、「2角がそれぞれ等しい」です。