初項が3、公差が4である等差数列の、項数nまでの和が144となる時のnの値を求めよ。

代数学等差数列二次方程式数列の和
2025/5/3

1. 問題の内容

初項が3、公差が4である等差数列の、項数nまでの和が144となる時のnの値を求めよ。

2. 解き方の手順

等差数列の和の公式を使う。
初項をaa, 公差をdd, 項数をnnとすると、等差数列の和SnS_nは、
Sn=n2(2a+(n1)d)S_n = \frac{n}{2}(2a + (n-1)d)
で表される。
問題文より、a=3a=3, d=4d=4, Sn=144S_n=144であるから、
144=n2(23+(n1)4)144 = \frac{n}{2}(2 \cdot 3 + (n-1) \cdot 4)
144=n2(6+4n4)144 = \frac{n}{2}(6 + 4n - 4)
144=n2(4n+2)144 = \frac{n}{2}(4n + 2)
144=n(2n+1)144 = n(2n + 1)
144=2n2+n144 = 2n^2 + n
2n2+n144=02n^2 + n - 144 = 0
この二次方程式を解く。
解の公式を用いると、
n=1±1242(144)22n = \frac{-1 \pm \sqrt{1^2 - 4 \cdot 2 \cdot (-144)}}{2 \cdot 2}
n=1±1+11524n = \frac{-1 \pm \sqrt{1 + 1152}}{4}
n=1±11534n = \frac{-1 \pm \sqrt{1153}}{4}
n=1±33.954n = \frac{-1 \pm 33.95}{4}
nnは自然数であるから、nnは正の数でなければならない。
n=1+33.954=32.954=8.2375n = \frac{-1 + 33.95}{4} = \frac{32.95}{4} = 8.2375
または、n=133.954=34.954=8.7375n = \frac{-1 - 33.95}{4} = \frac{-34.95}{4} = -8.7375
nnは整数である必要があるが、上記の結果はどちらも整数ではない。
与えられた問題の条件 (Sn=144S_n = 144) が少し異なっている可能性があるので、計算ミスの可能性も考慮して、再度 2n2+n144=02n^2 + n - 144 = 0 を解いてみる。因数分解を試みると、
(2n+a)(n+b)=2n2+(a+2b)n+ab=2n2+n144(2n+a)(n+b) = 2n^2 + (a+2b)n + ab = 2n^2 + n - 144
この式から、ab=144ab = -144 であり、a+2b=1a+2b = 1 を満たす整数 a, b を探す。
2n2+n144=02n^2 + n - 144 = 0
の解を求めてみると、n8.24n \approx 8.24 となる。整数にならない。
問題の記述に誤りがある可能性を考慮する。例えば、和が144ではなく143であった場合を検討してみる。
2n2+n143=02n^2 + n - 143 = 0
(2n+29)(n11/2)=0(2n+29)(n-11/2)=0となり、nも整数解を持たない。
しかし、2n2+n144=02n^2 + n - 144 = 0を解いてみると
n=1±14(2)(144)4n = \frac{-1 \pm \sqrt{1 - 4(2)(-144)}}{4}
n=1±1+11524n = \frac{-1 \pm \sqrt{1 + 1152}}{4}
n=1±11534n = \frac{-1 \pm \sqrt{1153}}{4}
したがって、2n2+n144=02n^2 + n - 144 = 0 に整数解はない。
問題文の「二文・9・32=144」が何か関係あるのかも検討したが、特に意味はない。

3. 最終的な答え

等差数列の和が144となるような項数nは、整数では存在しない。