三角形ABCにおいて、辺BCの中点をD、辺CAの中点をEとする。ADとBEの交点をF、線分AFの中点をG、CGとBEの交点をHとする。BE=9のとき、線分FEの長さと線分FHの長さをそれぞれ求めよ。

幾何学三角形重心外心中点角度
2025/5/3
## 問題3

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺BCの中点をD、辺CAの中点をEとする。ADとBEの交点をF、線分AFの中点をG、CGとBEの交点をHとする。BE=9のとき、線分FEの長さと線分FHの長さをそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 線分FEの長さ
まず、点Fは三角形ABCの重心である。重心は中線を2:1に内分するので、BF:FE=2:1BF:FE = 2:1となる。
BE=9であるから、FE=13BE=13×9=3FE = \frac{1}{3}BE = \frac{1}{3} \times 9 = 3
(2) 線分FHの長さ
点Hは三角形AFCの重心である。したがって、CH:HG=2:1CH:HG=2:1であり、EH:HB=1:2EH:HB=1:2である。
BE=9なので、BH=23BE=23×9=6BH = \frac{2}{3}BE = \frac{2}{3} \times 9 = 6となる。
また、EH=13BE=13×9=3EH = \frac{1}{3}BE = \frac{1}{3} \times 9 = 3となる。
FH=BHBFFH = BH - BFである。BF=23BE=23×9=6BF = \frac{2}{3}BE = \frac{2}{3} \times 9 = 6である。
よって、FH=BHBF=66=0FH = BH - BF = 6-6=0.これはおかしい。
改めて考える。三角形BECにおいて、Hは重心であるから、EH:HC=1:2EH:HC=1:2である。
BE=9なので、EH=13BE=13×9=3EH = \frac{1}{3} BE = \frac{1}{3} \times 9 = 3
したがって、FH=BEBFEH=963=0FH = BE - BF - EH = 9 - 6 - 3 = 0.これはおかしい。
点Hは三角形AFCの重心であるので、EH:HC=1:2EH:HC=1:2となる。
BE=9BE = 9で、Fは重心なので、BF=23BE=6BF = \frac{2}{3} BE = 6であり、FE=13BE=3FE = \frac{1}{3} BE = 3
三角形AFCにおいて、EはACの中点であり、点Hは線分CE上にある。
点Hは重心であるから、CH:HE=2:1である。
したがって、HE=1/3 CEである。
EH=3EH = 3であり、BH+HE=BE=9BH+HE = BE=9、つまりBH=6BH=6である。
点Hは、線分CG上の点である。
CFE\triangle CFEにおいて、Hは重心となるため、FH:HF=1:2FH:HF'=1:2となる。
ここで、F'はCGとFEの交点であるが、FはADとBEの交点でもあるから、点Fと点F'は同一である。
点Fは△ABCの重心であり、BE=9より、BF=6, FE=3
点Hは△AFCの重心である。よって、HE:HC=1:

2. BE=9より、HE=3なので、BH=BE-HE=9-3=6。

BEは中線なので、CGも中線。Hは△AFCの重心であるから、FH:HE=1:2。HE=3なのでFH=1.5

3. 最終的な答え

(1) 線分FE = 3
(2) 線分FH = 1.5
## 問題4

1. 問題の内容

三角形ABCの外心をOとするとき、与えられた図の角αとβを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) αとβを求める
外心は三角形の各頂点からの距離が等しい。つまり、OA=OBであるから、三角形OABは二等辺三角形である。したがって、OAB=OBA=β∠OAB = ∠OBA = \betaである。
三角形OBCも二等辺三角形なので、OBC=OCB=α∠OBC = ∠OCB = \alpha
三角形ABCの内角の和は180度なので、BAC+ABC+BCA=180∠BAC + ∠ABC + ∠BCA = 180^\circ
つまり、(β+30)+(α+ABO)+(ACO+40)=180(\beta+30^\circ) + (\alpha+\angle ABO) + (\angle ACO+40^\circ) = 180^\circ
AOB=2ACB=2(40)=80∠AOB = 2∠ACB = 2(40^\circ) = 80^\circ。したがって、2β+80=1802\beta + 80^\circ = 180^\circなので、2β=1002\beta = 100^\circβ=50\beta = 50^\circ
BOC=2BAC=2(30)=60∠BOC = 2∠BAC = 2(30^\circ) = 60^\circ。したがって、2α=18060=1202\alpha = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circなので、α=60\alpha = 60^\circ
(2) αとβを求める
同様に、三角形OBCは二等辺三角形なので、OBC=OCB=35∠OBC=∠OCB=35^\circ。したがって、BOC=1802×35=18070=110∠BOC=180^\circ-2 \times 35^\circ = 180^\circ - 70^\circ = 110^\circ
外心の性質から、BAC=12BOC=12×110=55∠BAC = \frac{1}{2} ∠BOC = \frac{1}{2} \times 110^\circ = 55^\circ。したがって、α=5525=30\alpha = 55^\circ-25^\circ = 30^\circ
三角形OABも二等辺三角形なので、OBA=OAB=25∠OBA=∠OAB=25^\circ。したがって、AOB=1802×25=18050=130∠AOB=180^\circ-2 \times 25^\circ = 180^\circ - 50^\circ = 130^\circ
外心の性質から、ACB=12AOB=12×130=65∠ACB = \frac{1}{2} ∠AOB = \frac{1}{2} \times 130^\circ = 65^\circ
三角形OACも二等辺三角形なので、OCA=OAC=β∠OCA=∠OAC = \betaBCA=35=BCO+OCA∠BCA=35^\circ = ∠BCO + ∠OCA
β\betaを求める。BCA=BCO+OCA=35+β=12×130=65∠BCA = ∠BCO + ∠OCA = 35^\circ+\beta = \frac{1}{2} \times 130^\circ = 65^\circ。したがってβ=6535=30\beta = 65^\circ -35^\circ = 30^\circ

3. 最終的な答え

(1) α = 60, β = 50
(2) α = 30, β = 30

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