10本のくじの中に当たりくじが3本ある。A, B, Cの順に1本ずつくじを引くとき、ちょうど2人が当たりくじを引く確率を求めよ。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率論・統計学確率条件付き確率くじ引き組み合わせ
2025/5/4

1. 問題の内容

10本のくじの中に当たりくじが3本ある。A, B, Cの順に1本ずつくじを引くとき、ちょうど2人が当たりくじを引く確率を求めよ。ただし、引いたくじは元に戻さない。

2. 解き方の手順

ちょうど2人が当たりくじを引く場合は、以下の3つのパターンがある。
(1) AとBが当たり、Cが外れ
(2) AとCが当たり、Bが外れ
(3) BとCが当たり、Aが外れ
それぞれの確率を計算し、それらを足し合わせる。
(1) AとBが当たり、Cが外れの場合:
Aが当たる確率は 3/103/10
Aが当たった後、Bが当たる確率は 2/92/9
AとBが当たった後、Cが外れる確率は 7/87/8
よって、この場合の確率は
(3/10)×(2/9)×(7/8)=42/720=7/120 (3/10) \times (2/9) \times (7/8) = 42/720 = 7/120
(2) AとCが当たり、Bが外れの場合:
Aが当たる確率は 3/103/10
Aが当たった後、Bが外れる確率は 7/97/9
Aが当たりBが外れた後、Cが当たる確率は 2/82/8
よって、この場合の確率は
(3/10)×(7/9)×(2/8)=42/720=7/120 (3/10) \times (7/9) \times (2/8) = 42/720 = 7/120
(3) BとCが当たり、Aが外れの場合:
Aが外れる確率は 7/107/10
Aが外れた後、Bが当たる確率は 3/93/9
Aが外れBが当たった後、Cが当たる確率は 2/82/8
よって、この場合の確率は
(7/10)×(3/9)×(2/8)=42/720=7/120 (7/10) \times (3/9) \times (2/8) = 42/720 = 7/120
それぞれの確率を足し合わせる。
(7/120)+(7/120)+(7/120)=21/120=7/40 (7/120) + (7/120) + (7/120) = 21/120 = 7/40

3. 最終的な答え

7/40

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