赤球4個、白球3個、青球2個が入っている袋から4個の球を取り出すとき、2個以上赤球を取り出す確率を求めます。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数二項係数
2025/5/4

1. 問題の内容

赤球4個、白球3個、青球2個が入っている袋から4個の球を取り出すとき、2個以上赤球を取り出す確率を求めます。

2. 解き方の手順

まず、袋に入っている球の総数は 4+3+2=94 + 3 + 2 = 9 個です。
4個の球を取り出す組み合わせの総数は、9C4_9C_4で計算できます。
9C4=9!4!(94)!=9!4!5!=9×8×7×64×3×2×1=126_9C_4 = \frac{9!}{4!(9-4)!} = \frac{9!}{4!5!} = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 126
次に、2個以上赤球を取り出す場合の数を考えます。これは、赤球を2個、3個、4個取り出す場合に分けられます。
* 赤球を2個取り出す場合:残りの2個は、白球と青球の合計5個から選ぶ必要があります。組み合わせは、4C2×5C2=4!2!2!×5!2!3!=6×10=60_4C_2 \times _5C_2 = \frac{4!}{2!2!} \times \frac{5!}{2!3!} = 6 \times 10 = 60 通り
* 赤球を3個取り出す場合:残りの1個は、白球と青球の合計5個から選ぶ必要があります。組み合わせは、4C3×5C1=4!3!1!×5!1!4!=4×5=20_4C_3 \times _5C_1 = \frac{4!}{3!1!} \times \frac{5!}{1!4!} = 4 \times 5 = 20 通り
* 赤球を4個取り出す場合:残りの0個は、白球と青球の合計5個から選ぶ必要があります。組み合わせは、4C4×5C0=4!4!0!×5!0!5!=1×1=1_4C_4 \times _5C_0 = \frac{4!}{4!0!} \times \frac{5!}{0!5!} = 1 \times 1 = 1 通り
したがって、2個以上赤球を取り出す組み合わせの総数は、60+20+1=8160 + 20 + 1 = 81 通りです。
求める確率は、2個以上赤球を取り出す組み合わせの総数4個の球を取り出す組み合わせの総数=81126\frac{\text{2個以上赤球を取り出す組み合わせの総数}}{\text{4個の球を取り出す組み合わせの総数}} = \frac{81}{126} です。
これを約分すると、81126=9×99×14=914\frac{81}{126} = \frac{9 \times 9}{9 \times 14} = \frac{9}{14} となります。

3. 最終的な答え

914\frac{9}{14}

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