28の正の約数の集合をAとするとき、$n(A)$を求めよ。ここで、$n(A)$は集合Aの要素の個数を表す。

数論約数集合素因数分解約数の個数
2025/5/4

1. 問題の内容

28の正の約数の集合をAとするとき、n(A)n(A)を求めよ。ここで、n(A)n(A)は集合Aの要素の個数を表す。

2. 解き方の手順

まず、28の正の約数をすべて求める。
28を素因数分解すると、
28=22×7128 = 2^2 \times 7^1
となる。
したがって、28の約数は、2a×7b2^a \times 7^b (ただし、0a20 \leq a \leq 20b10 \leq b \leq 1)の形で表される。
aaは0, 1, 2の3通り、bbは0, 1の2通りあるので、約数の個数は 3×2=63 \times 2 = 6 個となる。
実際に28の約数を列挙すると、
20×70=12^0 \times 7^0 = 1
21×70=22^1 \times 7^0 = 2
22×70=42^2 \times 7^0 = 4
20×71=72^0 \times 7^1 = 7
21×71=142^1 \times 7^1 = 14
22×71=282^2 \times 7^1 = 28
よって、28の約数は1, 2, 4, 7, 14, 28である。
したがって、n(A)=6n(A)=6

3. 最終的な答え

n(A)=6n(A) = 6

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