(1) x2−y2+2x+1 まず、x2+2x+1の部分を(x+1)2と変形します。 すると、式は(x+1)2−y2となります。 これはA2−B2=(A+B)(A−B)の形なので、因数分解できます。 A=x+1, B=yとすると、 (x+1)2−y2=(x+1+y)(x+1−y)となります。 (2) a2−3ab+b−9 この式は一見すると因数分解が難しいですが、よく見るとa2−3abに注目できます。 しかし、これ以上簡単にならないので、与式をaについて整理すると a2−3ba+(b−9) 解の公式を用いて因数分解できるか確認します。
判別式D=(−3b)2−4(b−9)=9b2−4b+36>0 なので実数解を持ちます。 しかし、因数分解できなさそうなので、問題文が間違っている可能性があります。
ここでは、a2−9−3ab+bを因数分解することにします。 a2−9=(a−3)(a+3) −3ab+b=b(−3a+1)=−b(3a−1) よって (a−3)(a+3)−b(3a−1) これも因数分解できないため、問題文にミスがあると思われます。
問題文が、a2−3ab+b2−9だとすると、 a2−3ab+b2−9=(a−b)(a−2b)−9 問題文が、a2−3ab+9−bの場合、 a2−3ab+9−b=0 これも同様に因数分解できません。
(3) 2x2+6xy+x−3y−1 この式を因数分解するには、まず2x2+6xyを2x(x+3y)と変形します。 すると、式は2x(x+3y)+x−3y−1となります。 ここで、x−3yの符号を反転させて−(−x+3y)とすれば、x+3yの項を作ることができます。 2x(x+3y)+x−3y−1=(2x+1)(x+3y)−1−1=(2x+1)(x+3y)−2 これも因数分解できなさそうなので、問題文が間違っている可能性があります。
例えば、問題文が2x2+6xy+x+3y−1であれば、 2x2+6xy+x+3y−1=2x(x+3y)+(x+3y)−1=(2x+1)(x+3y)−1 これは、(1)と同様に、A2−B2=(A+B)(A−B)の形にできません。 問題文が、2x2+6xy−x−3yである場合、 2x2+6xy−x−3y=2x(x+3y)−(x+3y)=(2x−1)(x+3y) 問題文が、2x2+6xy+x+3yである場合、 2x2+6xy+x+3y=2x(x+3y)+(x+3y)=(2x+1)(x+3y)