13. 以下の2次方程式の実数解の個数を求めます。 (1) $x^2 + 7x + 1 = 0$ (2) $4x^2 - 10x + 15 = 0$ 14. 以下の2次関数のグラフが $x$ 軸と共有点があるときの $x$ 座標を求め、グラフが $x$ 軸に接するものはどれかを求めます。 (1) $y = x^2 - 6x + 5$ (2) $y = x^2 - 2x - 5$ (3) $y = x^2 - 8x + 16$

代数学二次方程式二次関数判別式実数解グラフ
2025/3/18

1. 問題の内容

1

3. 以下の2次方程式の実数解の個数を求めます。

(1) x2+7x+1=0x^2 + 7x + 1 = 0
(2) 4x210x+15=04x^2 - 10x + 15 = 0
1

4. 以下の2次関数のグラフが $x$ 軸と共有点があるときの $x$ 座標を求め、グラフが $x$ 軸に接するものはどれかを求めます。

(1) y=x26x+5y = x^2 - 6x + 5
(2) y=x22x5y = x^2 - 2x - 5
(3) y=x28x+16y = x^2 - 8x + 16

2. 解き方の手順

1

3. (1) 2次方程式 $ax^2 + bx + c = 0$ の判別式 $D$ は $D = b^2 - 4ac$ で与えられます。

D>0D > 0 のとき、実数解は2個
D=0D = 0 のとき、実数解は1個
D<0D < 0 のとき、実数解は0個
(1) x2+7x+1=0x^2 + 7x + 1 = 0 の判別式 D1D_1 は、
D1=724(1)(1)=494=45>0D_1 = 7^2 - 4(1)(1) = 49 - 4 = 45 > 0
よって、実数解の個数は2個です。
(2) 4x210x+15=04x^2 - 10x + 15 = 0 の判別式 D2D_2 は、
D2=(10)24(4)(15)=100240=140<0D_2 = (-10)^2 - 4(4)(15) = 100 - 240 = -140 < 0
よって、実数解の個数は0個です。
1

4. 2次関数のグラフと $x$ 軸の共有点の $x$ 座標は、$y = 0$ となる $x$ の値です。すなわち、2次方程式の解を求めることになります。

グラフが xx 軸に接するものは、2次方程式が重解を持つ、つまり判別式が0になるものです。
(1) y=x26x+5=0y = x^2 - 6x + 5 = 0 を解きます。
(x1)(x5)=0(x - 1)(x - 5) = 0
x=1,5x = 1, 5
共有点の xx 座標は 1,51, 5 です。
(2) y=x22x5=0y = x^2 - 2x - 5 = 0 を解きます。
解の公式より、
x=(2)±(2)24(1)(5)2(1)=2±4+202=2±242=2±262=1±6x = \frac{-(-2) \pm \sqrt{(-2)^2 - 4(1)(-5)}}{2(1)} = \frac{2 \pm \sqrt{4 + 20}}{2} = \frac{2 \pm \sqrt{24}}{2} = \frac{2 \pm 2\sqrt{6}}{2} = 1 \pm \sqrt{6}
共有点の xx 座標は 1+6,161 + \sqrt{6}, 1 - \sqrt{6} です。
(3) y=x28x+16=0y = x^2 - 8x + 16 = 0 を解きます。
(x4)2=0(x - 4)^2 = 0
x=4x = 4
共有点の xx 座標は 44 です。判別式 D3=(8)24(1)(16)=6464=0D_3 = (-8)^2 - 4(1)(16) = 64 - 64 = 0 であるため、このグラフは xx 軸に接します。

3. 最終的な答え

1

3. (1) 実数解の個数: 2個

(2) 実数解の個数: 0個
1

4. (1) 共有点の $x$ 座標: 1, 5

(2) 共有点の xx 座標: 1+6,161 + \sqrt{6}, 1 - \sqrt{6}
(3) 共有点の xx 座標: 4, グラフが xx 軸に接する。

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