白玉4個、黒玉3個、赤玉1個の合計8個の玉がある。 (1) これらを1列に並べる方法の数を求める。 (2) これらを円形に並べる方法の数を求める。 (3) これらの玉にひもを通して輪を作る方法の数を求める。
2025/5/4
1. 問題の内容
白玉4個、黒玉3個、赤玉1個の合計8個の玉がある。
(1) これらを1列に並べる方法の数を求める。
(2) これらを円形に並べる方法の数を求める。
(3) これらの玉にひもを通して輪を作る方法の数を求める。
2. 解き方の手順
(1) 1列に並べる方法
全8個の玉を並べる方法は、同じものを含む順列の公式を用いる。
を計算する。
(2) 円形に並べる方法
円順列の場合、1列に並べる場合を回転して同じになるものを除く。
全8個の玉を円形に並べる総数は、(1)で求めた値を8で割るのではなく、円順列の考え方を用いる。
まず、1つを固定して残りを並べる。
ここでは赤玉を固定すると考える。残りの7つの玉を並べる場合の数なので、
を計算する。
(3) 輪を作る方法
輪を作る場合は、円順列を裏返して同じになるものを同一視する。
(2)で求めた円順列の数を2で割る必要がある。
ただし、2で割る際に整数にならない場合は、反転して変わらないものを考慮する必要があるが、今回はすべての円順列が反転すると異なるため、単純に2で割ることができる。
これは整数でないため、問題文に合わない。
しかし問題文は輪を作る場合の数を求めているため、円順列の反転を考慮する必要がある。
円順列の場合の数が35通りなので、そのうち、反転して自分自身と一致するものが存在するかどうかを考える。
例えば、赤、白、黒、白、赤、白、黒、白のような並びであれば、反転しても同じになる。
しかし、今回は反転して同じになるような並びは存在しないため、単純に2で割って小数点を切り上げることになる。
したがって、とはならない。
反転して同一となるものが存在しない場合は、の小数点以下を切り上げた整数値が答えとなる。
今回は反転して一致するものが存在しないため、に最も近い整数を考えると、17か18である。しかし厳密にいうとを計算し、その整数部分を切り上げなければならない。
これを四捨五入すると18となるが、今回の場合は対称なものが存在しないため、
の整数部分を切り上げた18が解になる。
3. 最終的な答え
(1) 1列に並べる方法は280通り。
(2) 円形に並べる方法は35通り。
(3) 輪を作る方法は18通り。