この式はソフィー・ジェルマンの恒等式と呼ばれる特別な形をしています。この恒等式を利用して因数分解を行います。
まず、x4+4y4 に 4x2y2 を足して、引きます。 x4+4y4=x4+4x2y2+4y4−4x2y2 x4+4x2y2+4y4 は (x2+2y2)2 と因数分解できます。また、4x2y2 は (2xy)2 と表せます。したがって、 x4+4y4=(x2+2y2)2−(2xy)2 これは平方の差の形をしているので、次のように因数分解できます。
a2−b2=(a+b)(a−b) ここで、a=x2+2y2、b=2xy とおくと、 x4+4y4=(x2+2y2+2xy)(x2+2y2−2xy) 通常、項を並べ替えて整理します。
x4+4y4=(x2+2xy+2y2)(x2−2xy+2y2)