(1) 曲線 $C_1: y = -2x^2 + b$ 上の点 $(t, -2t^2 + b)$ における接線の方程式を求める。 (2) $f(x) = 2 - 2|x|$ とし、$y = f(x)$ と (1) で求めた $C_1$ の接線が 2 点 $(s, -2s^2 + b)$ と $(-s, -2s^2 + b)$ で接するとき、$s$ と $b$ の値を求める。ただし、$s > 0$ とする。 (3) $g(x) = |2 - 2|x||$ とし、定数 $a$ に対して曲線 $C_2: y = ax^2 + 2$ を考える。$a > 0$ のとき、$C_2$ と $y = g(x)$ が点 $(0, 2)$ 以外にちょうど 2 点を共有するような $a$ の値を求める。
2025/5/6
1. 問題の内容
(1) 曲線 上の点 における接線の方程式を求める。
(2) とし、 と (1) で求めた の接線が 2 点 と で接するとき、 と の値を求める。ただし、 とする。
(3) とし、定数 に対して曲線 を考える。 のとき、 と が点 以外にちょうど 2 点を共有するような の値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
の導関数は である。
点 における接線の傾きは なので、接線の方程式は次のようになる。
(2)
は、 のとき 、 のとき である。
で と接線が接するので、 が成り立つ。
また、 の傾きは であり、接線の傾きは であるから、 より となる。
接線の方程式は である。
点 は接線上にあるので、 が成り立つ。
これから、 となり、、、 となるので、 である。
に を代入すると、、、 より、 である。
(3)
である。
と が 以外にちょうど 2 点を共有するということは、 と (for ) がただ 1 点を共有することを意味する。
なので、この場合は解がない。
と (for ) がただ1点を共有するとする。
判別式
このとき、 なので、条件を満たす。
は、 であり、 は、 である。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)