正九角形の一つの内角の大きさを求める。正 n 角形の内角の和は (n−2)×180∘ であり、正 n 角形の一つの内角の大きさは n(n−2)×180∘ である。 したがって、正九角形の一つの内角の大きさは 9(9−2)×180∘=97×180∘=7×20∘=140∘である。 図において、x は二等辺三角形の頂角である。この二等辺三角形の底角は正九角形の内角の一部であり、x を求めるには、この底角を計算する必要がある。 正九角形の隣り合う辺を繋ぐ線分は、図のように二等辺三角形を形成する。
この二等辺三角形の等しい辺は正九角形の辺であり、底角は 2180∘−140∘=240∘=20∘ である。 そのうちの二つの角は、正九角形の頂点にある角であり、それぞれ 140∘−20∘=120∘ である。 したがって、x=180∘−120∘−120∘=180∘−240∘=−60∘ となってしまうので間違いである。 図から、角 x は、正九角形の対角線によって作られる角度である。 正九角形の中心角は 9360∘=40∘ である。 角 x は中心角3つ分に相当するので、3×40∘=120∘ となる。したがって、x=60∘ となる。 x を含む三角形は二等辺三角形であり、頂角は x である。 この三角形の底角は、正九角形の内角から 20∘ を引いたものなので、 140∘−20∘=120∘ である。 この二等辺三角形の底角は 21(180∘−x) となるので、140∘−20∘=21(180∘−x) ではない。 二等辺三角形の底角は、正九角形の頂点から2つ離れた頂点を結んだ線によって作られる角度である。
この角度は 93×360∘/2=31×180∘=60∘ である。 したがって、x を含む三角形の他の角度は、60∘ である。 したがって、x=180∘−60∘−60∘=60∘