問題は3つの小問から構成されています。 [1] 三角形ABCにおいて、角BACの二等分線と外角の二等分線が辺BCと交わる点をそれぞれD, Eとしたとき、BEとDEの長さを求める問題です。 [2] 平行四辺形ABCDにおいて、対角線の交点をO, 辺BCの中点をF, 線分AEとBDの交点をFとしたとき、AF:FEと△AFO:平行四辺形ABCDの比を求める問題です。 [3] (1)三角形ABCの外心をOとしたとき、x, yの角度を求める問題です。(2)三角形ABCの内心をIとしたとき、x, yの角度を求める問題です。

幾何学三角形角の二等分線平行四辺形外心内心角度
2025/5/6

1. 問題の内容

問題は3つの小問から構成されています。
[1] 三角形ABCにおいて、角BACの二等分線と外角の二等分線が辺BCと交わる点をそれぞれD, Eとしたとき、BEとDEの長さを求める問題です。
[2] 平行四辺形ABCDにおいて、対角線の交点をO, 辺BCの中点をF, 線分AEとBDの交点をFとしたとき、AF:FEと△AFO:平行四辺形ABCDの比を求める問題です。
[3] (1)三角形ABCの外心をOとしたとき、x, yの角度を求める問題です。(2)三角形ABCの内心をIとしたとき、x, yの角度を求める問題です。

2. 解き方の手順

[1]
角の二等分線の性質より、BD:DC=AB:AC=4:6=2:3BD:DC = AB:AC = 4:6 = 2:3BC=5BC=5だから、BD=5×25=2BD = 5 \times \frac{2}{5} = 2
外角の二等分線の性質より、BE:CE=AB:AC=4:6=2:3BE:CE = AB:AC = 4:6 = 2:3CE=BEBC=BE5CE = BE - BC = BE - 5だから、BE:(BE5)=2:3BE:(BE-5) = 2:3
3BE=2(BE5)3BE = 2(BE-5)より、3BE=2BE103BE = 2BE - 10
BE=10BE = 10
DE=BEBD=102=8DE = BE - BD = 10 - 2 = 8
[2]
平行四辺形ABCDより、AO=OCAO = OC。FはBCの中点なので、BF=FCBF = FC。よって、AEAEは三角形ABCの中線。よって、AF:FE=3:1AF:FE = 3:1
平行四辺形ABCDの面積をSとすると、三角形ABC=S/2三角形ABC = S/2。Oは対角線の交点なので、三角形ABO=三角形BCO=三角形CDO=三角形DAO=S/4三角形ABO = 三角形BCO = 三角形CDO = 三角形DAO = S/4。FはBCの中点なので、三角形AFO=1/2三角形ACO=1/2(S/4)=S/8三角形AFO = 1/2 * 三角形ACO = 1/2 * (S/4) = S/8。よって、三角形AFO:平行四辺形ABCD=S/8:S=1:8三角形AFO:平行四辺形ABCD = S/8: S = 1:8
[3]
(1) Oは三角形ABCの外心なので、OB=OCOB=OCOBC=OCB=23°角OBC = 角OCB = 23°。よって、BOC=180°23°23°=134°角BOC = 180° - 23° - 23° = 134°。外角の中心角は円周角の2倍であるから、BOC=2BAC=2y角BOC = 2 * 角BAC = 2*y
2y=134°2y = 134°より、y=67°y = 67°
三角形の内角の和は180度なので、ACB=34°角ACB = 34°, ABC=23°角ABC = 23°, x=180°34°23°y=180°34°23°67°=56°x = 180°-34°-23°-y = 180°-34°-23°-67° = 56°
(2) Iは三角形ABCの内心なので、IBC=26°角IBC = 26°BIC=180°IBCICB角BIC = 180° - 角IBC - 角ICB。三角形の内角の和は180度なので、ABC+BCA+CAB=180°角ABC + 角BCA + 角CAB = 180°80°+26°2+x2=180°80°+26°*2 + x*2 = 180°x=(180°80°52°)/2=48°/2=24°x = (180°-80°-52°)/2 = 48°/2=24°
y=180°26°24°=130°y = 180°-26°-24° = 130°

3. 最終的な答え

[1]
BE = 10
DE = 8
[2]
AF:FE = 3:1
△AFO:平行四辺形ABCD = 1:8
[3]
(1)
x = 56°
y = 67°
(2)
x = 24°
y = 130°

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