三角形OABにおいて、辺ABを2:3に内分する点をL、辺OAの中点をMとする。線分OLと線分BMの交点をPとするとき、線分BPと線分PMの比を求める。

幾何学ベクトル内分線分の比
2025/5/6

1. 問題の内容

三角形OABにおいて、辺ABを2:3に内分する点をL、辺OAの中点をMとする。線分OLと線分BMの交点をPとするとき、線分BPと線分PMの比を求める。

2. 解き方の手順

ベクトルを用いて解く。
OA=a\vec{OA} = \vec{a} , OB=b\vec{OB} = \vec{b} とする。
点Lは辺ABを2:3に内分するので、
OL=3a+2b3+2=35a+25b\vec{OL} = \frac{3\vec{a} + 2\vec{b}}{3+2} = \frac{3}{5}\vec{a} + \frac{2}{5}\vec{b}
点Mは辺OAの中点なので、
OM=12a\vec{OM} = \frac{1}{2}\vec{a}
点Pは線分OL上にあるので、実数sを用いて
OP=sOL=s(35a+25b)=3s5a+2s5b\vec{OP} = s\vec{OL} = s(\frac{3}{5}\vec{a} + \frac{2}{5}\vec{b}) = \frac{3s}{5}\vec{a} + \frac{2s}{5}\vec{b}
点Pは線分BM上にあるので、実数tを用いて
OP=(1t)OB+tOM=(1t)b+t(12a)=t2a+(1t)b\vec{OP} = (1-t)\vec{OB} + t\vec{OM} = (1-t)\vec{b} + t(\frac{1}{2}\vec{a}) = \frac{t}{2}\vec{a} + (1-t)\vec{b}
a\vec{a}b\vec{b} は一次独立なので、係数を比較して
3s5=t2\frac{3s}{5} = \frac{t}{2} かつ 2s5=1t\frac{2s}{5} = 1-t
これを解いて、sとtを求める。
3s5=t2\frac{3s}{5} = \frac{t}{2} より t=6s5t = \frac{6s}{5}
これを 2s5=1t\frac{2s}{5} = 1-t に代入して
2s5=16s5\frac{2s}{5} = 1 - \frac{6s}{5}
2s=56s2s = 5 - 6s
8s=58s = 5
s=58s = \frac{5}{8}
したがって t=65×58=34t = \frac{6}{5} \times \frac{5}{8} = \frac{3}{4}
OP=(1t)OB+tOM\vec{OP} = (1-t)\vec{OB} + t\vec{OM} より、
OP=(134)OB+34OM=14OB+34OM\vec{OP} = (1-\frac{3}{4})\vec{OB} + \frac{3}{4}\vec{OM} = \frac{1}{4}\vec{OB} + \frac{3}{4}\vec{OM}
これは点Pが線分BMを3:1に内分することを意味する。
したがって、BP:PM = 3:1

3. 最終的な答え

BP:PM = 3:1

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