半径 $r$、中心角 $a^\circ$、弧の長さ $l$、面積 $S$ である扇形において、$S = \frac{1}{2}lr$ が成り立つことを証明する問題です。空欄を埋める形式で証明を進めます。

幾何学扇形面積弧の長さ証明図形
2025/5/6

1. 問題の内容

半径 rr、中心角 aa^\circ、弧の長さ ll、面積 SS である扇形において、S=12lrS = \frac{1}{2}lr が成り立つことを証明する問題です。空欄を埋める形式で証明を進めます。

2. 解き方の手順

まず、扇形の面積 SS と弧の長さ ll をそれぞれ rraa で表します。
* 扇形の面積 SS は、円全体の面積 πr2\pi r^2 に対して、中心角 aa^\circ が円全体 (360360^\circ) に占める割合をかけたものです。したがって、
S=πr2×a360S = \pi r^2 \times \frac{a}{360}
* 弧の長さ ll は、円周 2πr2\pi r に対して、中心角 aa^\circ が円全体 (360360^\circ) に占める割合をかけたものです。したがって、
l=2πr×a360l = 2\pi r \times \frac{a}{360}
次に、S=12lrS = \frac{1}{2}lr を導出します。
S=πr2×a360S = \pi r^2 \times \frac{a}{360}を変形します。
S=12×(2πr×a360)×rS = \frac{1}{2} \times (2\pi r \times \frac{a}{360}) \times r
上記の式にl=2πr×a360l = 2\pi r \times \frac{a}{360}を代入すると、
S=12lrS = \frac{1}{2}lr
が得られます。

3. 最終的な答え

扇形の面積は、S=πr2×a360S = \pi r^2 \times \frac{a}{360}
弧の長さは、l=2πr×a360l = 2\pi r \times \frac{a}{360}
したがって、S=12lrS = \frac{1}{2}lr が証明されました。

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