確率変数 $X$ の確率分布が与えられており、$X$ の期待値が $\frac{16}{5}$ であるとき、$p$ と $q$ の値を求める問題です。 | $X$ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 | |---|---|---|---|---|---|---| | $P$ | $p$ | $q$ | $p$ | $p$ | $q$ | 1 |

確率論・統計学確率分布期待値連立方程式
2025/5/6

1. 問題の内容

確率変数 XX の確率分布が与えられており、XX の期待値が 165\frac{16}{5} であるとき、ppqq の値を求める問題です。
| XX | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PP | pp | qq | pp | pp | qq | 1 |

2. 解き方の手順

(1) 確率の合計は1であることから、以下の式が成り立ちます。
p+q+p+p+q=1p + q + p + p + q = 1
3p+2q=13p + 2q = 1
(2) XX の期待値は 165\frac{16}{5} であることから、以下の式が成り立ちます。
1p+2q+3p+4p+5q=1651 \cdot p + 2 \cdot q + 3 \cdot p + 4 \cdot p + 5 \cdot q = \frac{16}{5}
p+2q+3p+4p+5q=165p + 2q + 3p + 4p + 5q = \frac{16}{5}
8p+7q=1658p + 7q = \frac{16}{5}
(3) (1)と(2)の式から連立方程式を解きます。
3p+2q=13p + 2q = 1 ...(1)
8p+7q=1658p + 7q = \frac{16}{5} ...(2)
(1) ×7\times 7 より
21p+14q=721p + 14q = 7 ...(3)
(2) ×2\times 2 より
16p+14q=32516p + 14q = \frac{32}{5} ...(4)
(3) - (4) より
21p16p=732521p - 16p = 7 - \frac{32}{5}
5p=3553255p = \frac{35}{5} - \frac{32}{5}
5p=355p = \frac{3}{5}
p=325p = \frac{3}{25}
(4) p=325p = \frac{3}{25} を(1)に代入して、qqを求めます。
3325+2q=13 \cdot \frac{3}{25} + 2q = 1
925+2q=1\frac{9}{25} + 2q = 1
2q=19252q = 1 - \frac{9}{25}
2q=25259252q = \frac{25}{25} - \frac{9}{25}
2q=16252q = \frac{16}{25}
q=825q = \frac{8}{25}

3. 最終的な答え

p=325p = \frac{3}{25}
q=825q = \frac{8}{25}

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