あるゲームを行ったときの10人の得点データが与えられています。 $8, 3, 8, 1, 6, 7, 2, 8, 7, 10$ (1) このデータの平均値と中央値を求めます。 (2) このデータを箱ひげ図で表したとき、どの図が当てはまるか選択肢から選びます。 (3) このデータの分散を求めます。 (4) このデータの標準偏差を求めます。

確率論・統計学平均値中央値分散標準偏差箱ひげ図データ分析
2025/5/6

1. 問題の内容

あるゲームを行ったときの10人の得点データが与えられています。
8,3,8,1,6,7,2,8,7,108, 3, 8, 1, 6, 7, 2, 8, 7, 10
(1) このデータの平均値と中央値を求めます。
(2) このデータを箱ひげ図で表したとき、どの図が当てはまるか選択肢から選びます。
(3) このデータの分散を求めます。
(4) このデータの標準偏差を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 平均値を求めるには、すべてのデータを足し合わせて、データの個数で割ります。
中央値を求めるには、データを小さい順に並べ、中央の値を見つけます。データの個数が偶数の場合は、中央の2つの値の平均を取ります。
(2) 箱ひげ図は、データの最小値、第1四分位数、中央値、第3四分位数、最大値を表します。
まず、データを小さい順に並べ替えます。
1,2,3,6,7,7,8,8,8,101, 2, 3, 6, 7, 7, 8, 8, 8, 10
最小値: 1
最大値: 10
中央値: (7+7)/2=7(7+7)/2 = 7
第1四分位数: (2+3)/2=2.5(2+3)/2 = 2.5
第3四分位数: 88
これらの値と箱ひげ図の選択肢を比較して、どれが当てはまるか判断します。
(3) 分散を求めるには、まず各データ点とその平均値の差を計算します。次に、これらの差の二乗を計算します。次に、これらの二乗の平均を計算します。
(4) 標準偏差は、分散の平方根です。
計算を実行します。
(1) 平均値: (8+3+8+1+6+7+2+8+7+10)/10=60/10=6(8+3+8+1+6+7+2+8+7+10)/10 = 60/10 = 6
中央値: (7+7)/2=7(7+7)/2 = 7
(2) データはすでにソートされています。箱ひげ図の要素は次のとおりです。
最小値: 1
第1四分位数: 2.5
中央値: 7
第3四分位数: 8
最大値: 10
選択肢の図と比較すると、箱ひげ図は選択肢の①に最も近いです。
(3) 分散:
各データ点と平均値の差:
86=2,36=3,86=2,16=5,66=0,76=1,26=4,86=2,76=1,106=48-6=2, 3-6=-3, 8-6=2, 1-6=-5, 6-6=0, 7-6=1, 2-6=-4, 8-6=2, 7-6=1, 10-6=4
差の二乗:
4,9,4,25,0,1,16,4,1,164, 9, 4, 25, 0, 1, 16, 4, 1, 16
二乗の平均: (4+9+4+25+0+1+16+4+1+16)/10=80/10=8(4+9+4+25+0+1+16+4+1+16)/10 = 80/10 = 8
(4) 標準偏差: 8=22\sqrt{8} = 2\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) 平均値: 6 点、中央値: 7 点
(2) 箱ひげ図: ①
(3) 分散: 8
(4) 標準偏差: 2√2 点

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