与えられた統計データ(90.2, 89.0, 91.1, 89.8, 90.8)の平均と分散を計算し、結果を小数第3位で四捨五入してください。

確率論・統計学平均分散統計データ分析
2025/5/6

1. 問題の内容

与えられた統計データ(90.2, 89.0, 91.1, 89.8, 90.8)の平均と分散を計算し、結果を小数第3位で四捨五入してください。

2. 解き方の手順

(1) 平均を計算する。平均は、すべてのデータの合計をデータの数で割ったものです。
平均=90.2+89.0+91.1+89.8+90.85平均 = \frac{90.2 + 89.0 + 91.1 + 89.8 + 90.8}{5}
(2) 分散を計算する。分散は、各データ点と平均の差の2乗の平均です。
まず、各データ点と平均の差を計算します。次に、それぞれの差を2乗します。最後に、これらの2乗された差の合計をデータの数で割ります。
分散=(90.2平均)2+(89.0平均)2+(91.1平均)2+(89.8平均)2+(90.8平均)25分散 = \frac{(90.2-平均)^2 + (89.0-平均)^2 + (91.1-平均)^2 + (89.8-平均)^2 + (90.8-平均)^2}{5}
(3) 計算結果を小数第3位で四捨五入する。
具体的に計算していきます。
(1) 平均の計算:
平均=90.2+89.0+91.1+89.8+90.85=450.95=90.18平均 = \frac{90.2 + 89.0 + 91.1 + 89.8 + 90.8}{5} = \frac{450.9}{5} = 90.18
(2) 分散の計算:
まず、各データ点と平均の差を計算します。
90.290.18=0.0290.2 - 90.18 = 0.02
89.090.18=1.1889.0 - 90.18 = -1.18
91.190.18=0.9291.1 - 90.18 = 0.92
89.890.18=0.3889.8 - 90.18 = -0.38
90.890.18=0.6290.8 - 90.18 = 0.62
次に、差の2乗を計算します。
(0.02)2=0.0004(0.02)^2 = 0.0004
(1.18)2=1.3924(-1.18)^2 = 1.3924
(0.92)2=0.8464(0.92)^2 = 0.8464
(0.38)2=0.1444(-0.38)^2 = 0.1444
(0.62)2=0.3844(0.62)^2 = 0.3844
これらの合計を計算します。
0.0004+1.3924+0.8464+0.1444+0.3844=2.7680.0004 + 1.3924 + 0.8464 + 0.1444 + 0.3844 = 2.768
最後に、合計をデータの数で割ります。
分散=2.7685=0.5536分散 = \frac{2.768}{5} = 0.5536
(3) 四捨五入:
平均:90.1890.1890.18 \approx 90.18
分散:0.55360.5540.5536 \approx 0.554

3. 最終的な答え

平均: 90.18
分散: 0.554

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