まず、サイコロを1回投げたときに、3の倍数が出る確率とそれ以外の目が出る確率を計算する。
3の倍数が出る確率は 62=31 3の倍数以外の目が出る確率は 64=32 次に、サイコロを1回投げたときの移動量の期待値を計算する。
期待値 E=(+3)×31+(−2)×32=1−34=−31 サイコロを9回投げたときの移動量の期待値は、1回の期待値の9倍になる。
9回の期待値 E(X)=9×(−31)=−3 次に、サイコロを1回投げたときの移動量の分散を計算する。
分散を計算するために、まず2乗の期待値を計算する。
E(X2)=(+3)2×31+(−2)2×32=9×31+4×32=3+38=317 分散 V=E(X2)−(E(X))2=317−(−31)2=317−91=951−91=950 サイコロを9回投げたときの移動量の分散は、1回の分散の9倍になる(独立な試行の場合)。
9回の分散 V(X)=9×950=50