袋の中に白玉2個と赤玉7個が入っている。袋から1個取り出し、色を確認後、袋に戻す。この試行を3回繰り返す。白玉が出る回数を$X$とする時、$X$の期待値と分散を求めよ。

確率論・統計学確率期待値分散二項分布
2025/5/6

1. 問題の内容

袋の中に白玉2個と赤玉7個が入っている。袋から1個取り出し、色を確認後、袋に戻す。この試行を3回繰り返す。白玉が出る回数をXXとする時、XXの期待値と分散を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題は二項分布の問題である。
1回の試行で白玉が出る確率をppとすると、p=22+7=29p = \frac{2}{2+7} = \frac{2}{9}となる。
nn回の試行で白玉が出る回数XXは二項分布B(n,p)B(n, p)に従う。
この問題では、n=3n=3なので、XB(3,29)X \sim B(3, \frac{2}{9})となる。
二項分布B(n,p)B(n, p)に従う確率変数XXの期待値E(X)E(X)と分散V(X)V(X)は以下の式で求められる。
E(X)=npE(X) = np
V(X)=np(1p)V(X) = np(1-p)
この問題では、n=3n=3p=29p = \frac{2}{9}なので、
E(X)=3×29=69=23E(X) = 3 \times \frac{2}{9} = \frac{6}{9} = \frac{2}{3}
V(X)=3×29×(129)=3×29×79=4281=1427V(X) = 3 \times \frac{2}{9} \times (1 - \frac{2}{9}) = 3 \times \frac{2}{9} \times \frac{7}{9} = \frac{42}{81} = \frac{14}{27}

3. 最終的な答え

期待値: 23\frac{2}{3}
分散: 1427\frac{14}{27}

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