100人の生徒が2つの試験A, Bを受験しました。Aの合格者は65人、Bの合格者は72人です。両方とも不合格の生徒は10人でした。 (1) 少なくとも一方に合格した生徒の人数を求めます。 (2) 両方とも合格した生徒の人数を求めます。 (3) Aだけに合格した生徒の人数を求めます。

確率論・統計学集合確率ベン図排反事象
2025/5/8

1. 問題の内容

100人の生徒が2つの試験A, Bを受験しました。Aの合格者は65人、Bの合格者は72人です。両方とも不合格の生徒は10人でした。
(1) 少なくとも一方に合格した生徒の人数を求めます。
(2) 両方とも合格した生徒の人数を求めます。
(3) Aだけに合格した生徒の人数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 少なくとも一方に合格した生徒の人数
全体から両方とも不合格だった生徒の人数を引けば良い。
10010=90100 - 10 = 90
(2) 両方とも合格した生徒の人数
Aに合格した生徒の数をn(A)n(A)、Bに合格した生徒の数をn(B)n(B)、少なくとも一方に合格した生徒の数をn(AB)n(A \cup B)、両方とも合格した生徒の数をn(AB)n(A \cap B)とすると、次の式が成り立ちます。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)
これより、n(AB)n(A \cap B)は以下のように計算できます。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cap B) = n(A) + n(B) - n(A \cup B)
問題文より、n(A)=65n(A) = 65, n(B)=72n(B) = 72であり、(1)よりn(AB)=90n(A \cup B) = 90なので、
n(AB)=65+7290=13790=47n(A \cap B) = 65 + 72 - 90 = 137 - 90 = 47
(3) Aだけに合格した生徒の人数
Aに合格した生徒の数から、AとBの両方に合格した生徒の数を引けば良い。
n(A)n(AB)=6547=18n(A) - n(A \cap B) = 65 - 47 = 18

3. 最終的な答え

(1) 少なくとも一方に合格した生徒:90人
(2) 両方とも合格した生徒:47人
(3) Aだけに合格した生徒:18人

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