3択の問題が6問あり、でたらめに選択肢を選んだ時の正解数を$X$とする。この時、$X$の期待値と分散を求めよ。

確率論・統計学確率期待値分散二項分布
2025/5/6

1. 問題の内容

3択の問題が6問あり、でたらめに選択肢を選んだ時の正解数をXXとする。この時、XXの期待値と分散を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題は、独立なベルヌーイ試行を繰り返す二項分布の問題として考えることができます。
各問題で正解する確率は 13\frac{1}{3} であり、不正解する確率は 23\frac{2}{3} です。
6問の問題を解くことは、試行回数 n=6n=6、成功確率 p=13p=\frac{1}{3} の二項分布に従うと考えられます。
二項分布における期待値E(X)E(X)と分散V(X)V(X)は、以下の公式で計算できます。
E(X)=npE(X) = np
V(X)=np(1p)V(X) = np(1-p)
したがって、
E(X)=6×13=2E(X) = 6 \times \frac{1}{3} = 2
V(X)=6×13×23=129=43V(X) = 6 \times \frac{1}{3} \times \frac{2}{3} = \frac{12}{9} = \frac{4}{3}

3. 最終的な答え

期待値: 2
分散: 43\frac{4}{3}

「確率論・統計学」の関連問題

ある市の男子高校生100人を無作為抽出し身長を調べたところ、平均値は168cmであった。この市の男子高校生の身長の母標準偏差を5cmとして、この市の男子高校生の平均身長を信頼度95%で推定する。信頼区...

統計的推定信頼区間母平均標本平均標準偏差
2025/5/6

ある模擬試験の全受験生の得点は、平均56点、標準偏差14点の正規分布に従う。得点が70点以上の受験生が全体の約何%かを求める問題である。確率変数 $X$ を受験生の得点とすると、$X$ は正規分布 $...

正規分布標準正規分布確率統計
2025/5/6

1つのサイコロを72回投げるとき、1または2の目が出る回数を確率変数 $X$ とする。このとき、$X$ が従う二項分布、期待値 $E(X)$、分散 $V(X)$、標準偏差 $\sigma(X)$ をそ...

二項分布確率変数期待値分散標準偏差サイコロ
2025/5/6

確率変数Xの確率分布が与えられたとき、その期待値、分散、標準偏差を求め、また、さいころを72回投げたときの1または2の目が出る回数の確率分布を求める問題です。

確率分布期待値分散標準偏差二項分布
2025/5/6

3枚の硬貨を同時に投げたとき、表が出た枚数に応じて得点が与えられます。表が3枚なら10点、2枚なら6点、それ以外(0枚または1枚)なら0点です。このとき、得点の期待値を計算します。

確率期待値硬貨確率分布
2025/5/6

3枚の硬貨を同時に投げ、表が出た枚数が3枚なら10点、2枚なら6点、それ以外の場合は0点とする。このときの得点の期待値を求める問題です。

期待値確率組み合わせ
2025/5/6

赤と白のカードがそれぞれ5枚ずつあり、各カードには1から5までの数字が書かれている。これらのカードから2枚を同時に取り出す。 (1) 取り出し方の総数を求める。 (2) 取り出した2枚のカードの数字が...

組み合わせ確率事象
2025/5/6

大人5人と子供3人の合計8人がいる。 (1) 8人が一列に並ぶとき、子供3人が隣り合うような並び方は何通りあるか。 (2) 8人を2組に分ける方法は何通りあるか。ただし、どちらの組にも1人以上入ってい...

順列組み合わせ場合の数
2025/5/6

袋の中にそれぞれ異なる色の玉が10個入っています。この袋の中から同時に2個を取り出すとき、取り出し方は何通りあるかを求めます。

組み合わせ確率場合の数
2025/5/6

度数分布表から、生徒10人の通学時間の平均値を求める問題です。表は、通学時間が0分以上10分未満の生徒が4人、10分以上20分未満の生徒が2人、20分以上30分未満の生徒が4人であることを示しています...

度数分布表平均値統計
2025/5/6