1から10までの整数が書かれた10枚のカードが入った箱から、1枚カードを取り出して数字を記録し、箱に戻すという操作を3回繰り返します。 (1) 記録された数字が全て6以上である確率を求めます。 (2) 記録された数字の最小値が6である確率を求めます。 (3) 記録された数字の最大値が6である確率を求めます。
2025/3/19
1. 問題の内容
1から10までの整数が書かれた10枚のカードが入った箱から、1枚カードを取り出して数字を記録し、箱に戻すという操作を3回繰り返します。
(1) 記録された数字が全て6以上である確率を求めます。
(2) 記録された数字の最小値が6である確率を求めます。
(3) 記録された数字の最大値が6である確率を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 全て6以上である確率
1回の試行で6以上の数字が出る確率は、6, 7, 8, 9, 10の5つの数字のうちのいずれかが出る確率なので、です。
3回の試行全てで6以上が出る確率は、各試行が独立なので、
\left(\frac{1}{2}\right)^3 = \frac{1}{8}
(2) 最小値が6である確率
最小値が6であるということは、3回とも6以上の数字が出て、かつ少なくとも1回は6が出なければなりません。
3回とも6以上の数字が出る確率は(1)で求めたです。
3回とも7以上の数字が出る確率は、1回の試行で7以上の数字が出る確率がなので、
\left(\frac{2}{5}\right)^3 = \frac{8}{125}
したがって、最小値が6である確率は、
\frac{1}{8} - \frac{8}{125} = \frac{125 - 64}{1000} = \frac{61}{1000}
(3) 最大値が6である確率
最大値が6であるということは、3回とも6以下の数字が出て、かつ少なくとも1回は6が出なければなりません。
3回とも6以下の数字が出る確率は、1回の試行で6以下の数字が出る確率がなので、
\left(\frac{3}{5}\right)^3 = \frac{27}{125}
3回とも5以下の数字が出る確率は、1回の試行で5以下の数字が出る確率がなので、
\left(\frac{1}{2}\right)^3 = \frac{1}{8} = \frac{125}{1000}
したがって、最大値が6である確率は、
\frac{27}{125} - \frac{1}{8} = \frac{216}{1000} - \frac{125}{1000} = \frac{91}{1000}
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)