袋の中に赤玉1個、白玉1個、青玉2個の合計4個の玉が入っている。袋から玉を1個取り出し、赤玉が出た場合はその玉を袋に戻し、白玉または青玉が出た場合は袋に戻さない。この操作を2回行う。 (i) 赤玉を2回続けて取り出す確率を求める。 (ii) 白玉と青玉を1回ずつ取り出す確率を求める。 (iii) 2回目に青玉を取り出す確率を求める。

確率論・統計学確率条件付き確率試行
2025/3/19

1. 問題の内容

袋の中に赤玉1個、白玉1個、青玉2個の合計4個の玉が入っている。袋から玉を1個取り出し、赤玉が出た場合はその玉を袋に戻し、白玉または青玉が出た場合は袋に戻さない。この操作を2回行う。
(i) 赤玉を2回続けて取り出す確率を求める。
(ii) 白玉と青玉を1回ずつ取り出す確率を求める。
(iii) 2回目に青玉を取り出す確率を求める。

2. 解き方の手順

(i) 赤玉を2回続けて取り出す確率
1回目に赤玉を取り出す確率は 14\frac{1}{4}
1回目に赤玉を取り出した場合、赤玉を戻すので、2回目に赤玉を取り出す確率は再び 14\frac{1}{4}
したがって、赤玉を2回続けて取り出す確率は、14×14=116\frac{1}{4} \times \frac{1}{4} = \frac{1}{16}
(ii) 白玉と青玉を1回ずつ取り出す確率
1回目に白玉を取り出し、2回目に青玉を取り出す確率は 14×23=212\frac{1}{4} \times \frac{2}{3} = \frac{2}{12}
1回目に青玉を取り出し、2回目に白玉を取り出す確率は 24×13=212\frac{2}{4} \times \frac{1}{3} = \frac{2}{12}
したがって、白玉と青玉を1回ずつ取り出す確率は、212+212=412=13\frac{2}{12} + \frac{2}{12} = \frac{4}{12} = \frac{1}{3}
(iii) 2回目に青玉を取り出す確率
1回目に赤玉を取り出し、2回目に青玉を取り出す確率は 14×24=216\frac{1}{4} \times \frac{2}{4} = \frac{2}{16}
1回目に白玉を取り出し、2回目に青玉を取り出す確率は 14×23=212=424\frac{1}{4} \times \frac{2}{3} = \frac{2}{12} = \frac{4}{24}
1回目に青玉を取り出し、2回目に青玉を取り出す確率は 24×13=212=424\frac{2}{4} \times \frac{1}{3} = \frac{2}{12} = \frac{4}{24}
したがって、2回目に青玉を取り出す確率は、216+212+212=216+424=648+848=1448=724\frac{2}{16} + \frac{2}{12} + \frac{2}{12} = \frac{2}{16} + \frac{4}{24} = \frac{6}{48} + \frac{8}{48} = \frac{14}{48} = \frac{7}{24}

3. 最終的な答え

(i) 116\frac{1}{16}
(ii) 13\frac{1}{3}
(iii) 724\frac{7}{24}

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