まず、第k群の和を求めます。第k群は、分母がk+1であり、分子が1からkまでの数列なので、第k群の和は以下のようになります。
k+11+k+12+⋯+k+1k=k+11+2+⋯+k=k+1k(k+1)/2=2k 次に、第1群から第m群までの和を求めます。これは、各群の和を足し合わせればよいので、以下のようになります。
∑k=1m2k=21∑k=1mk=21⋅2m(m+1)=4m(m+1) この和が初めて2025を超えるようなmを求めます。
4m(m+1)>2025 m(m+1)>8100 m2+m−8100>0 mは自然数なので、m2 が8100に近いものを探します。902=8100 なので、m は 90 に近い値です。 90×91=8190 89×90=8010 したがって、m=90 のとき、 490×91=48190=2047.5>2025 m=89 のとき、 489×90=48010=2002.5<2025 よって、第1群から第90群までの和が初めて2025を超えることがわかります。
次に、第n項が何番目の群に含まれているかを調べるために、各群の項数を調べます。第k群の項数はkです。第m群までの項数の合計は ∑k=1mk=2m(m+1) です。 m=89のとき、項数の合計は 289×90=89×45=4005 m=90のとき、項数の合計は 290×91=45×91=4095 初項から第n項までの和が初めて2025を超えるのは、第90群まで足した時なので、nは4005より大きく、4095以下となります。 つまり、4005<n≤4095 したがって、第n項は第90群に含まれています。