複素数 $\alpha = 1 + 2\sqrt{2}i$ と $\beta = 4 - 3i$ が与えられたとき、以下の値を求める問題です。 (1) $|\alpha^4|$ (2) $|\alpha\beta^2|$

代数学複素数絶対値複素数の計算
2025/5/6

1. 問題の内容

複素数 α=1+22i\alpha = 1 + 2\sqrt{2}iβ=43i\beta = 4 - 3i が与えられたとき、以下の値を求める問題です。
(1) α4|\alpha^4|
(2) αβ2|\alpha\beta^2|

2. 解き方の手順

(1) α4|\alpha^4| を求める。
複素数 α\alpha の絶対値は α=a2+b2|\alpha| = \sqrt{a^2 + b^2} で求められます。
まず、α\alpha の絶対値を求めます。
α=1+22i=12+(22)2=1+8=9=3|\alpha| = |1 + 2\sqrt{2}i| = \sqrt{1^2 + (2\sqrt{2})^2} = \sqrt{1 + 8} = \sqrt{9} = 3
次に、α4\alpha^4 の絶対値を求めます。複素数の絶対値の性質より、αn=αn|\alpha^n| = |\alpha|^n なので、
α4=α4=34=81|\alpha^4| = |\alpha|^4 = 3^4 = 81
(2) αβ2|\alpha\beta^2| を求める。
複素数 β\beta の絶対値を求めます。
β=43i=42+(3)2=16+9=25=5|\beta| = |4 - 3i| = \sqrt{4^2 + (-3)^2} = \sqrt{16 + 9} = \sqrt{25} = 5
次に、β2\beta^2 の絶対値を求めます。
β2=β2=52=25|\beta^2| = |\beta|^2 = 5^2 = 25
次に、αβ2\alpha\beta^2 の絶対値を求めます。複素数の絶対値の性質より、αβ=αβ|\alpha\beta| = |\alpha||\beta| なので、
αβ2=αβ2=3×25=75|\alpha\beta^2| = |\alpha||\beta^2| = 3 \times 25 = 75

3. 最終的な答え

(1) α4=81|\alpha^4| = 81
(2) αβ2=75|\alpha\beta^2| = 75

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