数列$\{c_n\}$において、$c_1=c_5=\frac{1}{2}$であり、数列の項の中で$\frac{1}{2}$となるものが、$c_1$から数えて2回目に現れるのは$c_5$である。第$M$群に値が$\frac{1}{2}$である項が含まれるための必要十分条件、5回目に$\frac{1}{2}$となる項を$c_l$としたとき、初項から第$l$項までの和を求める問題です。

数列数列周期性群数列
2025/5/7

1. 問題の内容

数列{cn}\{c_n\}において、c1=c5=12c_1=c_5=\frac{1}{2}であり、数列の項の中で12\frac{1}{2}となるものが、c1c_1から数えて2回目に現れるのはc5c_5である。第MM群に値が12\frac{1}{2}である項が含まれるための必要十分条件、5回目に12\frac{1}{2}となる項をclc_lとしたとき、初項から第ll項までの和を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、c1=c5=12c_1 = c_5 = \frac{1}{2}であることから、数列{cn}\{c_n\}は周期4の数列であることがわかります。なぜなら、問題文にc1c_1から数えて2回目に現れる12\frac{1}{2}c5c_5と書いてあるからです。したがって、数列は12,c2,c3,c4,12,...\frac{1}{2}, c_2, c_3, c_4, \frac{1}{2}, ...と続きます。
次に、第MM群に12\frac{1}{2}が現れる必要十分条件を考えます。数列が周期4であることから、第1群、第5群、第9群、…と、4の倍数+1の群に12\frac{1}{2}が現れます。したがって、MMは4で割ると1余る数である必要があります。よって、ツの解答は②となります。
次に、c1c_1から数えて5回目に12\frac{1}{2}が現れる項clc_lを考えます。12\frac{1}{2}は周期4で現れるので、l=4×4+1=17l=4 \times 4 + 1 = 17となります。
最後に、c1c_1からc17c_{17}までの和を求めます。1周期の和は12+c2+c3+c4\frac{1}{2} + c_2 + c_3 + c_4です。c2,c3,c4c_2, c_3, c_4は問題文に何も記述がないため、このまま文字でおいて計算を続けます。c1c_1からc17c_{17}までは4周期とc1c_1なので、4×(12+c2+c3+c4)+12=2+4c2+4c3+4c4+12=52+4c2+4c3+4c44 \times (\frac{1}{2} + c_2 + c_3 + c_4) + \frac{1}{2} = 2 + 4c_2 + 4c_3 + 4c_4 + \frac{1}{2} = \frac{5}{2} + 4c_2 + 4c_3 + 4c_4 となります。しかし、問題文にはこれ以上情報がないため、c2,c3,c4c_2, c_3, c_4は不明のままです。
問題文をよく読むと、c1=c5=1/2c_1=c_5=1/2とあります。従って、問題文を素直に解釈すると、c1=1/2c_1=1/2, c2=c3=c4=0c_2=c_3=c_4=0 と解釈できます。なぜなら、問題文にはc1=c5=1/2c_1=c_5=1/2以外に12\frac{1}{2}が現れるという条件がないためです。
したがって、この解釈を用いると、
c1+c2+...+c17=4(12+0+0+0)+12=4×12+12=2+12=52=52c_1 + c_2 + ... + c_{17} = 4(\frac{1}{2} + 0 + 0 + 0) + \frac{1}{2} = 4 \times \frac{1}{2} + \frac{1}{2} = 2 + \frac{1}{2} = \frac{5}{2} = \frac{5}{2}
テトナ = 5, ニヌ = 2 となります。

3. 最終的な答え

ツ: ②
テトナ: 5
ニヌ: 2

「数列」の関連問題

数列 $\frac{1}{2}, \frac{1}{3}, \frac{2}{3}, \frac{1}{4}, \frac{2}{4}, \frac{3}{4}, \frac{1}{5}, \frac...

数列規則性級数和の公式
2025/6/18

数列 $\{a_n\}$ において、$a_1 = 2$, $a_2 = 5$, $a_3 = 11$ が与えられています。 (1) 階差数列が等差数列であるとき、数列 $\{a_n\}$ の一般項を求...

数列階差数列等差数列等比数列一般項和の公式
2025/6/10

数列 $5, 7, 11, 19, 35, \dots$ の一般項 $a_n$ を、階差数列を利用して求める問題です。

数列階差数列等比数列一般項和の公式
2025/6/8

数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和を $S_n$ とし、$S_n$ が次の関係式を満たす。 $S_1 = 1, \quad S_{n+1} = 3S_n + 2n - 2 \q...

数列漸化式等比数列合同式シグマ
2025/6/1

数列 $\{a_n\}$ があり、その階差数列を $\{b_n\}$ とする。$n \geq 2$ のときに求めた一般項が $n=1$ で成立しない例を一つ挙げ、その特徴をまとめる。

数列階差数列一般項数学的帰納法
2025/6/1

数列 1, 2, 2, 3, 3, 3, 4, 4, 4, 4, 5, 5, 5, 5, 5, 6, ... の第 n 項を $a_n$ とする。この数列を 1 | 2, 2 | 3, 3, 3 | ...

数列漸化式自然数
2025/5/20

数列 1, 1, 4, 1, 4, 9, 1, 4, 9, 16, 1, 4, 9, 16, 25, 1, ... があります。 (1) $n$ を自然数としたとき、自然数 $n^2$ が初めて現れる...

数列周期性平方数
2025/5/13

数列 $\{a_n\}$ は初項 2, 公比 $\frac{1}{3}$ の等比数列である。数列 $\{b_n\}$ の階差数列が数列 $\{a_n\}$ であるとする。このとき、 $a_n$ の一般...

等比数列階差数列一般項
2025/5/11

問題は、数列 $\{c_n\}$ に関するもので、特に $c_1 = c_5 = \frac{1}{2}$ であり、数列 $\{c_n\}$ で値が $\frac{1}{2}$ となる項について考察し...

数列周期性規則性
2025/5/7

数列 $\{c_n\}$ において、$c_1 = c_5 = \frac{1}{2}$ である。第 $M$ 群に値が $\frac{1}{2}$ である項が含まれるための必要十分条件を満たす $M$ ...

数列群数列周期性
2025/5/7