円 $(x-1)^2 + (y-2)^2 = 9$ 上の点Pと点A(4, 6)との距離について、最大値と最小値を求めよ。また、2点P, A間の距離が最小となるときの点Pの座標を求めよ。

幾何学距離最大値最小値座標
2025/5/7

1. 問題の内容

(x1)2+(y2)2=9(x-1)^2 + (y-2)^2 = 9 上の点Pと点A(4, 6)との距離について、最大値と最小値を求めよ。また、2点P, A間の距離が最小となるときの点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

円の中心をCとすると、Cの座標は(1, 2)で、半径は3である。
点Cと点Aの距離を求める。
CA=(41)2+(62)2=32+42=9+16=25=5CA = \sqrt{(4-1)^2 + (6-2)^2} = \sqrt{3^2 + 4^2} = \sqrt{9+16} = \sqrt{25} = 5
点Pが円周上にあり、点Aとの距離を考える。点Aと円の中心Cを結ぶ線分と円との交点が、点Aに最も近い点Pと最も遠い点Pとなる。
したがって、
最大値はCA+半径=5+3=8CA + 半径 = 5 + 3 = 8
最小値はCA半径=53=2CA - 半径 = 5 - 3 = 2
次に、最小となる点Pの座標を求める。
点C(1, 2)と点A(4, 6)を結ぶ直線の方程式は、
傾き6241=43\frac{6-2}{4-1} = \frac{4}{3}
よって、y2=43(x1)y - 2 = \frac{4}{3}(x - 1)
y=43x43+2y = \frac{4}{3}x - \frac{4}{3} + 2
y=43x+23y = \frac{4}{3}x + \frac{2}{3}
点Pは直線CA上にあり、かつ円 (x1)2+(y2)2=9(x-1)^2 + (y-2)^2 = 9 上にある。
したがって、点Pの座標は、
x=1+3×(35)=195=45x = 1 + 3 \times (-\frac{3}{5}) = 1 - \frac{9}{5} = -\frac{4}{5}
y=2+3×(45)=2125=25y = 2 + 3 \times (-\frac{4}{5}) = 2 - \frac{12}{5} = -\frac{2}{5}
Pの座標は(45,25)(-\frac{4}{5}, -\frac{2}{5})

3. 最終的な答え

最大値: 8
最小値: 2
Pの座標: (45,25)(-\frac{4}{5}, -\frac{2}{5})

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