(1) $y$軸上に中心があり、2点 $(-2, 1)$, $(4, 3)$ を通る円の方程式を求める。 (2) 点 $(2, 1)$ を中心とし、直線 $4x - 3y + 2 = 0$ に接する円の方程式を求める。

幾何学円の方程式座標平面距離
2025/5/7
## 解答

1. 問題の内容

(1) yy軸上に中心があり、2点 (2,1)(-2, 1), (4,3)(4, 3) を通る円の方程式を求める。
(2) 点 (2,1)(2, 1) を中心とし、直線 4x3y+2=04x - 3y + 2 = 0 に接する円の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1)
yy 軸上に中心があるので、中心の座標を (0,b)(0, b) とおく。
円の方程式は x2+(yb)2=r2x^2 + (y - b)^2 = r^2 と表せる。
これが (2,1)(-2, 1)(4,3)(4, 3) を通るので、それぞれの点を代入すると、
(2)2+(1b)2=r2(-2)^2 + (1 - b)^2 = r^2
(4)2+(3b)2=r2(4)^2 + (3 - b)^2 = r^2
したがって、
4+(1b)2=16+(3b)24 + (1 - b)^2 = 16 + (3 - b)^2
4+12b+b2=16+96b+b24 + 1 - 2b + b^2 = 16 + 9 - 6b + b^2
52b=256b5 - 2b = 25 - 6b
4b=204b = 20
b=5b = 5
r2=4+(15)2=4+16=20r^2 = 4 + (1 - 5)^2 = 4 + 16 = 20
円の方程式は x2+(y5)2=20x^2 + (y - 5)^2 = 20
x2+y210y+25=20x^2 + y^2 - 10y + 25 = 20
x2+y210y+5=0x^2 + y^2 - 10y + 5 = 0
したがって、ア = 10, イ = 5
(2)
円の中心 (2,1)(2, 1) と直線 4x3y+2=04x - 3y + 2 = 0 との距離が半径となる。
(x1,y1)(x_1, y_1) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離は ax1+by1+ca2+b2\frac{|ax_1 + by_1 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}} で求まるので、
r=4(2)3(1)+242+(3)2=83+216+9=75r = \frac{|4(2) - 3(1) + 2|}{\sqrt{4^2 + (-3)^2}} = \frac{|8 - 3 + 2|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{7}{5}
円の方程式は (x2)2+(y1)2=r2(x - 2)^2 + (y - 1)^2 = r^2 なので、
(x2)2+(y1)2=(75)2=4925(x - 2)^2 + (y - 1)^2 = (\frac{7}{5})^2 = \frac{49}{25}
したがって、ウ = 2, エ = 1, オ/カ = 49/25

3. 最終的な答え

(1) ア = 10, イ = 5
(2) ウ = 2, エ = 1, オ/カ = 49/25

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