点$(4, 2)$から円$x^2 + y^2 = 10$に引いた2つの接線の接点を$A$, $B$とする。 (1) 2点$A, B$の座標を求める。 (2) 直線$AB$の方程式を求める。

幾何学接線座標方程式極線
2025/5/7

1. 問題の内容

(4,2)(4, 2)から円x2+y2=10x^2 + y^2 = 10に引いた2つの接線の接点をAA, BBとする。
(1) 2点A,BA, Bの座標を求める。
(2) 直線ABABの方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点AAの座標を(x1,y1)(x_1, y_1)とする。点AAは円x2+y2=10x^2 + y^2 = 10上にあるので、
x12+y12=10x_1^2 + y_1^2 = 10
また、点AAにおける円の接線の方程式は、
x1x+y1y=10x_1 x + y_1 y = 10
この接線は点(4,2)(4, 2)を通るので、
4x1+2y1=104x_1 + 2y_1 = 10
2x1+y1=52x_1 + y_1 = 5
y1=52x1y_1 = 5 - 2x_1
これをx12+y12=10x_1^2 + y_1^2 = 10に代入すると、
x12+(52x1)2=10x_1^2 + (5 - 2x_1)^2 = 10
x12+2520x1+4x12=10x_1^2 + 25 - 20x_1 + 4x_1^2 = 10
5x1220x1+15=05x_1^2 - 20x_1 + 15 = 0
x124x1+3=0x_1^2 - 4x_1 + 3 = 0
(x11)(x13)=0(x_1 - 1)(x_1 - 3) = 0
x1=1,3x_1 = 1, 3
x1=1x_1 = 1のとき、y1=52(1)=3y_1 = 5 - 2(1) = 3
x1=3x_1 = 3のとき、y1=52(3)=1y_1 = 5 - 2(3) = -1
よって、点A,BA, Bの座標は(1,3),(3,1)(1, 3), (3, -1)である。
(2) 直線ABABの方程式は、点(4,2)(4, 2)を通り、円x2+y2=10x^2 + y^2 = 10に引いた2つの接線の接点を通る直線の方程式である。これは極線の方程式と呼ばれ、4x+2y=104x + 2y = 10で与えられる。
4x+2y=104x + 2y = 10
2x+y=52x + y = 5
y=2x+5y = -2x + 5

3. 最終的な答え

(1) A(1,3),B(3,1)A(1, 3), B(3, -1)
(2) 2x+y=52x + y = 5

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