円 $C: x^2 + y^2 - 2mx - 2m - 2 = 0$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) 円 $C$ が $m$ の値によらず通る2定点を求める。 (2) 円 $C$ の半径が最小になるときの $m$ の値、円 $C$ の中心の座標、半径を求める。 (3) 直線 $y = x$ が円 $C$ に接するときの $m$ の値と接点の座標、および、そのときの円 $C$ と2直線 $y = x$, $y = -x$ で囲まれる部分の面積を求める。
2025/5/7
## 解答
1. 問題の内容
円 について、以下の問いに答える問題です。
(1) 円 が の値によらず通る2定点を求める。
(2) 円 の半径が最小になるときの の値、円 の中心の座標、半径を求める。
(3) 直線 が円 に接するときの の値と接点の座標、および、そのときの円 と2直線 , で囲まれる部分の面積を求める。
2. 解き方の手順
(1) について整理すると、
の値によらずこの式が成り立つのは、
かつ のとき。
を に代入すると、
より 。
したがって、。
よって、円 は の値によらず2点 と を通る。
(2) 円 の方程式を平方完成すると、
円 の中心の座標は であり、半径は 。
半径が最小になるのは のときで、その最小値は 。
したがって、このときの円 の中心の座標は であり、半径は 。
(3) 直線 が円 に接するとき、円の中心 と直線 , すなわち との距離が半径 に等しい。
点と直線の距離の公式より、
両辺を2乗して整理すると、
このとき、円 の方程式は
円 の中心は であり、半径は 。
接点では、中心 を通り直線 に垂直な直線 と との交点である。
と を連立すると、
よって、接点の座標は 。
円 と2直線 , で囲まれる部分の面積は、扇形の面積から三角形の面積を引いたもの。
扇形の中心角は なので面積は .
三角形の面積は .
したがって、求める面積は
3. 最終的な答え
(1) アイ: -1, ウエ: 1, オカ: -1, キ: -1
(2) クケ: -1, コサ: -1, シ: 0, ス: 1
(3) セソ: -2, タチ: -1, ツテ: -1, ト: 3, ナ: 4