与えられた4つの等式の中から、$x$ についての恒等式を選ぶ問題です。恒等式とは、$x$ にどんな値を代入しても成り立つ等式のことを指します。

代数学恒等式式の展開分数式代数
2025/5/7

1. 問題の内容

与えられた4つの等式の中から、xx についての恒等式を選ぶ問題です。恒等式とは、xx にどんな値を代入しても成り立つ等式のことを指します。

2. 解き方の手順

(1) (x+1)(x1)=x21(x+1)(x-1) = x^2 - 1
左辺を展開すると、x21x^2 - 1 となり、右辺と一致します。したがって、これは恒等式です。
(2) x(x1)+x=2xx(x-1) + x = 2x
左辺を展開して整理すると、
x2x+x=2xx^2 - x + x = 2x
x2=2xx^2 = 2x
この等式は、x=0x=0 または x=2x=2 の時に成り立ちますが、xx が任意の値で成り立つわけではないため、恒等式ではありません。
(3) 1x+1x+1=22x+1\frac{1}{x} + \frac{1}{x+1} = \frac{2}{2x+1}
左辺を計算すると、
1x+1x+1=x+1x(x+1)+xx(x+1)=2x+1x(x+1)\frac{1}{x} + \frac{1}{x+1} = \frac{x+1}{x(x+1)} + \frac{x}{x(x+1)} = \frac{2x+1}{x(x+1)}
したがって、2x+1x(x+1)=22x+1\frac{2x+1}{x(x+1)} = \frac{2}{2x+1} となる必要があります。
この式は恒等式ではないです。(例: x=1を代入すると、3/2=2/3 となり成り立たない)
(4) 1x1x+2=2x(x+2)\frac{1}{x} - \frac{1}{x+2} = \frac{2}{x(x+2)}
左辺を計算すると、
1x1x+2=x+2x(x+2)xx(x+2)=2x(x+2)\frac{1}{x} - \frac{1}{x+2} = \frac{x+2}{x(x+2)} - \frac{x}{x(x+2)} = \frac{2}{x(x+2)}
これは右辺と一致するため、恒等式です。

3. 最終的な答え

(1) と (4)

「代数学」の関連問題

問題は、$x^3 + 27$ を因数分解することです。

因数分解立方和多項式
2025/5/8

$(-2n^3)^5$ を計算して簡単にします。

指数法則式の計算べき乗
2025/5/7

aは正の定数とする。関数 $y = -x^2 + 2x + 1$ ($0 \le x \le a$)の最大値を求めよ。

二次関数最大値平方完成場合分け
2025/5/7

2次関数 $y = ax^2 + bx + c$ のグラフが与えられたとき、次の値の符号を判定する。 (1) $a$ (2) $b$ (3) $c$ (4) $a + b + c$ (5) $4a +...

二次関数グラフ符号判別式
2025/5/7

$x = -1 + \sqrt{2}i$ のとき、以下の2つの問題に答える。 (1) $x^2 + 2x + 3 = 0$ であることを示す。 (2) (1)の結果を用いて、$x^3 + 6x^2 +...

複素数二次方程式式の計算多項式の除法
2025/5/7

$x = -1 + \sqrt{2}i$ のとき、次の問いに答える。 (1) $x^2 + 2x + 3 = 0$ であることを示す。

複素数二次方程式式の計算
2025/5/7

2次方程式 $x^2 - 2(m-1)x + m + 5 = 0$ が異なる2つの解を持ち、その解がともに1より大きいとき、定数 $m$ の値の範囲を求めよ。

二次方程式解の範囲判別式二次関数
2025/5/7

## 問題 (9) の内容

因数分解二次式
2025/5/7

画像に写っている2つの多項式を因数分解する問題です。 (7) $2x^2 - 7ax + 6a^2$ (8) $3x^2 - 11ax - 4a^2$

因数分解多項式
2025/5/7

与えられた二次式 $6y^2 - 5y - 4$ を因数分解してください。

因数分解二次式たすき掛け
2025/5/7