放物線 $y = ax^2$ 上に2点A, Bがある。Aのx座標は2、Bの座標は(4, 8)である。 (1) $a$ の値を求めよ。 (2) y軸上に点Pをとり、AP + BP の長さが最も短くなるようにするとき、Pのy座標を求めよ。

幾何学放物線座標平面最小距離対称点
2025/5/7

1. 問題の内容

放物線 y=ax2y = ax^2 上に2点A, Bがある。Aのx座標は2、Bの座標は(4, 8)である。
(1) aa の値を求めよ。
(2) y軸上に点Pをとり、AP + BP の長さが最も短くなるようにするとき、Pのy座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点B(4, 8)が放物線 y=ax2y = ax^2 上にあるので、この座標を式に代入する。
8=a428 = a \cdot 4^2
8=16a8 = 16a
a=816=12a = \frac{8}{16} = \frac{1}{2}
したがって、a=12a = \frac{1}{2}
(2) 点Aのx座標は2なので、Aのy座標は y=1222=124=2y = \frac{1}{2} \cdot 2^2 = \frac{1}{2} \cdot 4 = 2
よって、点Aの座標は (2, 2) である。
AP + BP の長さが最も短くなるようにするため、Aのy軸に関する対称点A'を考える。
A'の座標は (-2, 2) となる。
このとき、AP = A'Pなので、AP + BP = A'P + BPとなる。
A'P + BPが最短となるのは、点Pが線分A'B上にあるときである。
A'(-2, 2), B(4, 8) を通る直線の式を求める。
直線の傾きは 824(2)=66=1\frac{8-2}{4-(-2)} = \frac{6}{6} = 1
直線の式は y=x+by = x + b の形になる。
点B(4, 8)を通るので、8=4+b8 = 4 + b より b=4b = 4
よって、直線A'Bの式は y=x+4y = x + 4
点Pはy軸上にあるので、x座標は0である。
y=0+4=4y = 0 + 4 = 4
したがって、点Pのy座標は4である。

3. 最終的な答え

(1) a=12a = \frac{1}{2}
(2) Pのy座標は4

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