AさんとB君がn個の質問に答え、「はい」を1、「いいえ」を0で表したデータ $(x_1, y_1), ..., (x_n, y_n)$ が与えられた。ここで、$x_i$ はAさんがi番目の質問に答えた値、$y_i$ はB君がi番目の質問に答えた値を表す。相関係数が1であったとき、正しいものを全て選ぶ問題である。
2025/5/7
1. 問題の内容
AさんとB君がn個の質問に答え、「はい」を1、「いいえ」を0で表したデータ が与えられた。ここで、 はAさんがi番目の質問に答えた値、 はB君がi番目の質問に答えた値を表す。相関係数が1であったとき、正しいものを全て選ぶ問題である。
2. 解き方の手順
相関係数は次のように定義される:
ここでとはそれぞれとの平均値である。
相関係数が1であるとき、 は の線形関数で表され、 () の形となる。ここで、 と は0か1の値しか取らない。
* でが0または1の値しかとらない時、かつ、とも0または1の値しかとらないことから、以下の組み合わせが考えられる。
* Aさんが「いいえ」(0)と答えたとき、B君も「いいえ」(0)と答える。
* Aさんが「はい」(1)と答えたとき、B君も「はい」(1)と答える。
この2つを満たす場合、相関係数は1となる。
他の選択肢を考えると、
* Aさんが「いいえ」(0)と答えたとき、B君が「はい」(1)と答える場合、相関係数は負になる可能性がある。
* Aさんが「はい」(1)と答えたとき、B君が「いいえ」(0)と答える場合、相関係数は負になる可能性がある。
3. 最終的な答え
- Aさんが「いいえ」と答えた質問のすべてにB君も「いいえ」と答えた
- Aさんが「はい」と答えた質問のすべてにB君も「はい」と答えた