1. 問題の内容
問題6: 行列とが直交行列であるとき、その積も直交行列であることを示してください。
2. 解き方の手順
直交行列の定義は、が直交行列であるとき、かつが成り立つことです。ここで、はの転置行列、は単位行列を表します。
とが直交行列なので、次の式が成り立ちます。
積が直交行列であることを示すには、とが成り立つことを示す必要があります。
まず、はに等しいことを利用します。
次に、
したがって、かつが成り立つので、は直交行列です。
3. 最終的な答え
、が直交行列ならば、も直交行列である。