問題は3つの小問から構成されています。 問1は、直角三角形ABCにおいて、(1)三角形ABCと相似な異なる三角形を記号で答える問題。(2)AC=3, AB=4, BC=5のとき、BDの長さを求める問題です。 問2は、∠ACB = ∠EDBのとき、ABの長さを求める問題です。 問3は、高さ1.8mの棒の影が1.2mのとき、そばに立っている木の影の長さが4.2mであったとき、この木の高さを求める問題です。

幾何学相似直角三角形三平方の定理
2025/3/20

1. 問題の内容

問題は3つの小問から構成されています。
問1は、直角三角形ABCにおいて、(1)三角形ABCと相似な異なる三角形を記号で答える問題。(2)AC=3, AB=4, BC=5のとき、BDの長さを求める問題です。
問2は、∠ACB = ∠EDBのとき、ABの長さを求める問題です。
問3は、高さ1.8mの棒の影が1.2mのとき、そばに立っている木の影の長さが4.2mであったとき、この木の高さを求める問題です。

2. 解き方の手順

問1(1):
三角形ABCは角Dが直角なので、三角形ADBと三角形CDBも直角三角形です。また、三角形ADBと三角形CDBは三角形ABCと共通の角を持っています。したがって、
ABCADB\triangle ABC \sim \triangle ADB および ABCCDA\triangle ABC \sim \triangle CDAとなります。
アとイには異なる記号を入れる必要があるので、それぞれ△ADBと△CDAが入ります。
問1(2):
三角形ABCは32+42=9+16=25=523^2 + 4^2 = 9 + 16 = 25 = 5^2を満たすので、ピタゴラスの定理より角Aが直角の直角三角形です。
三角形ABCの面積は (1/2)×3×4=6 (1/2) \times 3 \times 4 = 6です。
また、三角形ABCの面積は (1/2)×BC×AD=(1/2)×5×AD (1/2) \times BC \times AD = (1/2) \times 5 \times ADとも表せます。
したがって、
(1/2)×5×AD=6 (1/2) \times 5 \times AD = 6
AD=125=2.4 AD = \frac{12}{5} = 2.4
BD=AB2AD2=42(125)2=1614425=40014425=25625=165=3.2 BD = \sqrt{AB^2 - AD^2} = \sqrt{4^2 - (\frac{12}{5})^2} = \sqrt{16 - \frac{144}{25}} = \sqrt{\frac{400-144}{25}} = \sqrt{\frac{256}{25}} = \frac{16}{5} = 3.2
問2:
ACB=EDB\angle ACB = \angle EDBで、ABC=EBD\angle ABC = \angle EBD(共通)なので、2角がそれぞれ等しいのでABCEBD\triangle ABC \sim \triangle EBDとなります。
したがって、AB:EB=BC:BDAB:EB = BC:BDが成り立ちます。
AB:2=(2+6):3AB:2 = (2+6):3
3AB=163AB = 16
AB=163AB = \frac{16}{3}
問3:
棒の高さと影の長さの比率は、木の高さと影の長さの比率に等しくなります。
木の高さをxxとすると、
1.81.2=x4.2\frac{1.8}{1.2} = \frac{x}{4.2}
x=1.8×4.21.2=1.8×4.21.2=7.561.2=6.3x = \frac{1.8 \times 4.2}{1.2} = \frac{1.8 \times 4.2}{1.2} = \frac{7.56}{1.2} = 6.3

3. 最終的な答え

問1(1): ア:△ADB、イ:△CDA
問1(2): ウ:3.2
問2: エ:16/3
問3: オ:6.3

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