$AB \neq AC$ である $\triangle ABC$ の頂点 $A$ における外角の二等分線と、辺 $BC$ の延長との交点を $E$ とするとき、$BE:EC = AB:AC$ となることを証明する問題です。

幾何学三角形外角の二等分線相似証明
2025/3/20

1. 問題の内容

ABACAB \neq AC である ABC\triangle ABC の頂点 AA における外角の二等分線と、辺 BCBC の延長との交点を EE とするとき、BE:EC=AB:ACBE:EC = AB:AC となることを証明する問題です。

2. 解き方の手順

まず、点 CC を通り、AEAE に平行な直線を引き、ABAB との交点を FF とします。
AEAECFCF が平行であることから、錯角が等しくなります。
したがって、ACF=CAE\angle ACF = \angle CAE が成り立ちます。
また、同位角も等しいので、AFC=BAE\angle AFC = \angle BAE が成り立ちます。
AEAEBAC\angle BAC の外角の二等分線であるから、BAE=CAE\angle BAE = \angle CAE が成り立ちます。
したがって、ACF=AFC\angle ACF = \angle AFC となります。
これにより、AFC\triangle AFCAF=ACAF = AC の二等辺三角形であることがわかります。
ここで、ABE\triangle ABEFBC\triangle FBC において、AEAECFCF が平行であることから、相似な三角形の性質を利用すると、
BEEC=BAAF\frac{BE}{EC} = \frac{BA}{AF} が成り立ちます。
ここで、AF=ACAF = AC であるから、
BEEC=ABAC\frac{BE}{EC} = \frac{AB}{AC}
したがって、BE:EC=AB:ACBE:EC = AB:AC となります。

3. 最終的な答え

BE:EC=AB:ACBE:EC = AB:AC が証明されました。

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