(1) 図(1)において、点P, Q, Rは三角形ABCの内接円とそれぞれの辺との接点である。このとき、辺ACの長さを求める。 (2) 図(2)において、直線lは点Aにおける円の接線である。このとき、角$\alpha$と角$\beta$の大きさを求める。

幾何学接線接弦定理三角形内接円
2025/5/7

1. 問題の内容

(1) 図(1)において、点P, Q, Rは三角形ABCの内接円とそれぞれの辺との接点である。このとき、辺ACの長さを求める。
(2) 図(2)において、直線lは点Aにおける円の接線である。このとき、角α\alphaと角β\betaの大きさを求める。

2. 解き方の手順

(1) 円外の点から円に引いた2本の接線の長さは等しいことを利用する。
点Bから引いた接線の長さをBP=BR=5BP = BR = 5とする。
点Cから引いた接線の長さをCP=CQ=9CP = CQ = 9とする。
点Aから引いた接線の長さをAR=AQ=xAR = AQ = xとおく。
すると、AB=AR+RB=x+5AB = AR + RB = x+5AC=AQ+QC=x+9AC = AQ + QC = x+9BC=BP+PC=5+9=14BC = BP + PC = 5+9 = 14となる。
問題文にはBR=9BR = 9CP=9CP=9という情報があるので、辺ACの長さは、AR+RC=AR+9AR+RC = AR+9 である。
また、BP=5BP=5より、BR=5BR=5である。よって、AR=ABBR=AB5AR = AB - BR = AB-5
問題文より、CP=9CP = 9BP=5BP = 5AR=AQAR=AQ
したがって、AC=AQ+QC=AR+9AC = AQ + QC = AR + 9
AB=AR+5AB = AR + 5なので、AR=AB5AR = AB - 5
BC=BP+PC=5+9=14BC = BP + PC = 5 + 9 = 14
内接円の接線の性質より、AR=AQAR = AQ, BR=BPBR = BP, CQ=CPCQ = CP
BC=14BC=14AB=AR+5AB=AR+5AC=AQ+9=AR+9AC=AQ+9=AR+9
AR+5+AR+9+14=AB+AC+BCAR+5+AR+9+14 = AB + AC + BC
AC=AR+9AC = AR+9を求める。AR=AQ=xAR=AQ=xとおくと、AQ+9=x+9AQ+9=x+9
AR=xAR=xBR=5BR=5CQ=9CQ=9より、AC=x+9AC = x+9
この情報だけではACの長さを求めることはできない。
問題文に誤りがあるか、追加情報が必要である。
ただし、AR=9AR=9と読み替えると、AC=9+9=18AC = 9+9 = 18
(2) 接弦定理を利用する。
接弦定理より、DAB=ACB=69\angle DAB = \angle ACB = 69^\circ
したがって、α=69\alpha = 69^\circ
三角形の内角の和は180180^\circなので、ABC=180ACBBAC=18069BAC\angle ABC = 180^\circ - \angle ACB - \angle BAC = 180^\circ - 69^\circ - \angle BAC
また、CAB=46\angle CAB = 46^\circなので、ABC=1806946=65\angle ABC = 180^\circ - 69^\circ - 46^\circ = 65^\circ
β\betaは接線lと弦ABの間の角なので、接弦定理より、β=ACB=ADB=46\beta = \angle ACB = \angle ADB = 46^\circ

3. 最終的な答え

(1) AC = 18 (AR=9の場合)
(2) α=69\alpha = 69^\circ, β=46\beta = 46^\circ

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