三角形OABにおいて、辺OAを2:3に内分する点をC、辺OBをa:(1-a)に内分する点をDとする。点Pは$\vec{OP} = \vec{OC} + \vec{OD}$を満たす。 (1) $a = \frac{1}{2}$, $|OA| = 5$, $|OB| = 4$, $\cos \angle AOB = \frac{5}{6}$のとき、内積$\vec{OA} \cdot \vec{OB}$と$|\vec{OP}|$を求める。 (2) 辺ABを1:3に内分する点をEとする。3点O, P, Eが一直線上にあるとき、$a$とOP:PEを求める。 (3) 辺OBの中点をMとする。点Pが直線AM上にあるとき、$a$を求める。

幾何学ベクトル内分点内積線形性空間ベクトル
2025/5/7

1. 問題の内容

三角形OABにおいて、辺OAを2:3に内分する点をC、辺OBをa:(1-a)に内分する点をDとする。点PはOP=OC+OD\vec{OP} = \vec{OC} + \vec{OD}を満たす。
(1) a=12a = \frac{1}{2}, OA=5|OA| = 5, OB=4|OB| = 4, cosAOB=56\cos \angle AOB = \frac{5}{6}のとき、内積OAOB\vec{OA} \cdot \vec{OB}OP|\vec{OP}|を求める。
(2) 辺ABを1:3に内分する点をEとする。3点O, P, Eが一直線上にあるとき、aaとOP:PEを求める。
(3) 辺OBの中点をMとする。点Pが直線AM上にあるとき、aaを求める。

2. 解き方の手順

まず、OC\vec{OC}OD\vec{OD}OA\vec{OA}OB\vec{OB}で表す。
OC=25OA\vec{OC} = \frac{2}{5} \vec{OA}, OD=aOB\vec{OD} = a \vec{OB}より、OP=25OA+aOB\vec{OP} = \frac{2}{5} \vec{OA} + a \vec{OB}
よって、ア=25\frac{2}{5}, イ=1, ウ=aa
(1) OAOB=OAOBcosAOB=5456=503\vec{OA} \cdot \vec{OB} = |\vec{OA}| |\vec{OB}| \cos \angle AOB = 5 \cdot 4 \cdot \frac{5}{6} = \frac{50}{3}。エオ=50, カ=3。
OP2=25OA+12OB2=(25)2OA2+2(25)(12)OAOB+(12)2OB2=42525+25503+1416=4+203+4=8+203=24+203=443|\vec{OP}|^2 = |\frac{2}{5}\vec{OA} + \frac{1}{2}\vec{OB}|^2 = (\frac{2}{5})^2 |\vec{OA}|^2 + 2(\frac{2}{5})(\frac{1}{2})\vec{OA} \cdot \vec{OB} + (\frac{1}{2})^2 |\vec{OB}|^2 = \frac{4}{25} \cdot 25 + \frac{2}{5} \cdot \frac{50}{3} + \frac{1}{4} \cdot 16 = 4 + \frac{20}{3} + 4 = 8 + \frac{20}{3} = \frac{24+20}{3} = \frac{44}{3}
OP=443=2113=2333|\vec{OP}| = \sqrt{\frac{44}{3}} = \frac{2\sqrt{11}}{\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{33}}{3}。キ=2, クケ=33, コ=3。
(2) OE=3OA+OB4\vec{OE} = \frac{3\vec{OA} + \vec{OB}}{4}。3点O, P, Eが一直線上にあるとき、OP=kOE\vec{OP} = k \vec{OE}となる実数kkが存在する。
25OA+aOB=k(34OA+14OB)\frac{2}{5} \vec{OA} + a \vec{OB} = k (\frac{3}{4}\vec{OA} + \frac{1}{4}\vec{OB})
25=34k\frac{2}{5} = \frac{3}{4}k, a=14ka = \frac{1}{4}kより、k=815k = \frac{8}{15}, a=14815=215a = \frac{1}{4} \cdot \frac{8}{15} = \frac{2}{15}。サ=2, シス=15。
OP=815OE\vec{OP} = \frac{8}{15} \vec{OE}より、OP:PE = 8:7。セ=8, ソ=7。
(3) OM=12OB\vec{OM} = \frac{1}{2}\vec{OB}。点Pが直線AM上にあるとき、OP=(1t)OA+tOM\vec{OP} = (1-t)\vec{OA} + t \vec{OM}となる実数ttが存在する。
25OA+aOB=(1t)OA+t2OB\frac{2}{5} \vec{OA} + a \vec{OB} = (1-t)\vec{OA} + \frac{t}{2} \vec{OB}
25=1t\frac{2}{5} = 1-t, a=t2a = \frac{t}{2}より、t=125=35t = 1 - \frac{2}{5} = \frac{3}{5}, a=310a = \frac{3}{10}。タ=3, チツ=10。

3. 最終的な答え

ア: 2/5
イ: 1
ウ: a
(1)
エオ/カ: 50/3
キ√クケ/コ: 2√33/3
(2)
サ/シス: 2/15
セ:ソ: 8:7
(3)
タ/チツ: 3/10

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