(1) 異符号の解をもつ場合
2次方程式 ax2+bx+c=0 が異符号の解を持つための条件は、ac<0 となります。 この問題では、a=1、b=−2(k+1)、c=2(k2+3k−10) なので、 1⋅2(k2+3k−10)<0 k2+3k−10<0 (k+5)(k−2)<0 したがって、−5<k<2 (2) 正でない実数解のみをもつ場合
正でない実数解のみをもつということは、2つの解が共に負であるか、または0であるということです。
解を α,β とすると、条件は以下のようになります。 α+β≤0 αβ≥0 D=(−2(k+1))2−4⋅1⋅2(k2+3k−10) D=4(k2+2k+1)−8(k2+3k−10) D=4k2+8k+4−8k2−24k+80 D=−4k2−16k+84 −4k2−16k+84≥0 k2+4k−21≤0 (k+7)(k−3)≤0 したがって、−7≤k≤3 次に、解と係数の関係から α+β と αβ を計算します。 α+β=−1−2(k+1)=2(k+1) αβ=12(k2+3k−10)=2(k2+3k−10) 条件 α+β≤0 より、 2(k+1)≤0 条件 αβ≥0 より、 2(k2+3k−10)≥0 k2+3k−10≥0 (k+5)(k−2)≥0 したがって、k≤−5 または k≥2 以上から、−7≤k≤3、 k≤−1、 k≤−5 または k≥2 を満たす k の範囲を求めます。 k≤−5 と −7≤k≤3、 k≤−1 より、−7≤k≤−5 k≥2 と −7≤k≤3、 k≤−1より、2≤k≤3が解の候補となる。 したがって、最終的な範囲は −7≤k≤−5 または 2≤k≤3となります。